放射能汚染を阻止するイベントの開催
2025年1月30日(木)の10時30分から、消費者協同体のパルシステム連合会が参加する『六ヶ所再処理工場』に反対し放射能汚染を阻止する全国ネットワーク(通称:阻止ネット)が、エネルギー問題に関するオンライン学習会を開催します。このイベントは、私たちの生活に密接に関わるエネルギー生産の現状を理解し、今後の方向性を考える良い機会です。
核燃料サイクルの実態とは
今回の学習会では、NPO法人原子力資料情報室の事務局長、松久保肇氏が講師を務め、特に日本の原子力政策や核燃料サイクルの現状について詳しく解説します。核燃料サイクルとは、使用済み核燃料を再処理し再利用する仕組みですが、その運用については様々な問題やリスクが指摘されています。
松久保氏は、放射性廃棄物の管理や環境への影響、そして私たち消費者の生活に直結する電気料金への影響など、専門家の視点から解説します。このような知識は、私たちの日常生活にどのように関わっているのかを理解する手助けとなるでしょう。
第7次エネルギー基本計画のポイント
また、この学習会では、若干昨年発表された「第7次エネルギー基本計画」の概要についても触れます。2040年度に向けて再生可能エネルギーの比率を4~5割に、原子力を2割程度を目指すとされており、今後の電力供給における大きな方向転換が期待されています。これにより、温室効果ガスの削減と安定した電力供給を如何に両立させるかが課題となります。
これらの政策が私たちの生活に与えうる影響についても学ぶことができる貴重な機会です。私たちの電気料金にも直に関わってくるため、この情報をしっかりと受け止めることが大切です。
消費者団体の取り組み
『阻止ネット』は、さまざまな消費者団体からなるネットワーク組織で、2007年に設立されました。彼らは青森県にある六ヶ所再処理工場の稼働中止を求め、署名活動やパレードなどの形式で市民社会に対して理解を促しています。参加団体には、生活協同組合あいコープみやぎ、グリーンコープ共同体、生活クラブ事業連合生活協同組合連合会などがあります。
松久保氏は、エネルギー問題に対する進化の必要性と、消費者一人一人の意識の変化が、持続可能な生活を実現するために重要であると強調しています。
参加方法と詳細
オンライン参加は無料で、Zoomウェビナーで行われます。興味がある方は、以下のリンクから申し込みが可能です。毎年国際協同組合年にあたる2025年に向け、我々は共に活動し、より良い未来を築くために行動していく必要があります。
参加を希望される方は、ぜひこの貴重な機会を活用してみてください。持続可能な社会の構築に向け、私たち一人一人ができることを考える大切なステップとなるでしょう。
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