商店街再生プロジェクト
2013-11-01 09:00:12
若手社会人と学生が共に創る商店街再生プロジェクトが始動
若手社会人と学生による商店街再生プロジェクトの始まり
近年、商店街の活性化が各地で重要視される中、東京の若手社会人と大学生たちによる新たな商店街再生プロジェクトが始まりました。このプロジェクトは、久留米市における成功事例を参考にしながら進行しており、若者が地域と積極的に関わることで新しい交流を生み出すことを目指しています。
商店街シェアハウス「よかろうもんハウス」の成功例
プロジェクトの基盤となるのは、福岡県久留米市の商店街シェアハウス「よかろうもんハウス」です。ここでは2010年から学生デザイナーが住み込み、独自のデザイン事務所を設立しました。多くの大学生がいるにも関わらず、地域と関わる機会が少なかった久留米市。しかし、“商店街に住む”という新たな手法を採用した結果、商店街との関係を深め、地元での活動が活性化しました。デザイン事務所を通じて学生たちは街づくりに貢献し、同時に自身のスキル向上も図ることができました。
このシェアハウスは、学生たちが集まり交流を深める拠点として機能し、商店街の活性化にも寄与しています。参加した学生たちは、地域の動向を理解し、商店街のリーダーとしての経験を積んでいます。
新たなシェアハウスの誕生
そして、1期生が卒業したこのシェアハウスは新たに「学生と若手社会人のシェアハウス」として新しい期を迎えることになりました。新入居者には社会人の林崇裕さんと大学生の森隆一郎さんが名を連ねており、商店街を拠点に地域のビジネス発展を目指していく計画です。また、NPO法人plususが東京からサポートし、地方の新しいライフスタイルを形作っていく方針です。
この新プロジェクトに対する期待が高まる中、オープニングセレモニーには商店街の会長や久留米大学の教授、さらにはメディアの取材陣も参加。総勢20名が集まり、今後の若者たちの活動について意見を交わしました。
茨城県水戸市での取り組み
一方、茨城県の水戸市でも似たような取り組みが行われています。築50年の空き店舗を改修し、クリエイティブな活動の場として活用するプロジェクトが地元の大学生によって試験的に運営されています。10月19日には初めての学生交流イベントも開催され、新しいコミュニティ活動が誕生しました。これは学生たちが自らの手で地域に新しい風を吹き込もうとする試みであり、地域間の枠を超えた連携が促進されています。
未来の展望
plususは、シェアスペースを基点に地域特性に応じたプロジェクトを展開し、新たなアイデアやつながりを生むことを目指しています。また、様々な地域でのプロジェクト企画を進め、地域間を超えたコミュニティ作りに力を入れています。将来的には、こうした取り組みを通じて、より多くの商店街が活性化し、若者たちが中心となって地域を支える仕組みを構築していくことが期待されます。
新しい形での地域振興は、今後の日本の商店街にとって不可欠な要素となるでしょう。
会社情報
- 会社名
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NPO法人plusus
- 住所
- 東京都千代田区二番町11-9 ダイアパレス二番町410号
- 電話番号
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