新たな法務業務サポートサービスの誕生
第一法規株式会社(東京都港区)は、生成AIを利用した法務・労務業務のサポートサービス『さがつくAI ナレッジナビゲーター』を2025年12月2日に正式にリリースしました。このサービスは、自然文での質問を受け付け、専門家執筆の最新コンテンツを参照しながら迅速かつ正確な回答を生成するものです。これにより、法務や労務部門の業務効率が大幅に向上すると期待されています。
サービスの背景と意義
近年、生成AIは法律関連業務においても注目を集め、導入が進んでいます。しかし、AIによる回答が必ずしも正確であるとは限らず、誤った情報が含まれるリスク(いわゆるハルシネーション)も指摘されています。第一法規は、これを克服するために弁護士や社会保険労務士等の専門家が執筆したコンテンツを元にAIが回答を作成する仕組みを導入しました。その結果、従来の「探す」機能に加え、実務に即した情報提供が実現します。
商品の特徴と利点
『さがつくAI ナレッジナビゲーター』の最大の特徴は、自然言語での質問入力に対応している点です。法務・労務部門では時に複雑な法的問題に迅速に対応する必要があります。このAIサービスを導入すれば、以下のような質問をそのまま入力することが可能です:
- - 派遣社員が当社の服務規律に違反した場合、どの規則を根拠に指導すればよいのでしょうか?
- - 株価に影響する未公表情報についての役員の責任を教えてほしい。
- - メンタル不調が疑われる社員に対する休職命令の出し方は?
画面右には、回答の根拠となる専門家執筆のQ&Aコンテンツも表示され、必要に応じて印刷も可能です。これにより、情報の信頼性と実務の精度が大幅に向上します。
ベータ版の成功と今後の展開
このサービスは9月からのβ版提供を経て、実際に多くのユーザーに利用されてきました。フィードバックに基づき、自然文検索の利便性やコンテンツの信頼性が確認されました。法務分野でのリサーチが求められる正確性に対し、高い信頼性のコンテンツが支持されています。
価格と利用方法
『さがつくAI ナレッジナビゲーター』の利用料金は、月額2,500円(税別)で、年額では30,000円です。また、利用対象商品は以下の4つ:
- - こんなときどうするネット会社の法律Q&A
- - こんなときどうするネット会社の法律Q&A 会社法実務プラス
- - Case & Advice 労働基準Navi
- - Case & Advice 労働・社会保険Navi
会社情報
第一法規株式会社は、法律関連の出版物やデータベースを提供しており、ユーザーのニーズに応じた最新の情報を発信し続けています。企業公式ウェブサイト(
こちら)にて、さらなる詳細やサービス情報を求めることが可能です。