子どものゲーム利用実態調査:オンライン友達との関わり
国内最大級の子ども向けお出かけ情報サイト「いこーよ」を運営するアクトインディ株式会社は、子どものゲーム利用に関する調査を実施しました。この調査は2025年5月に行われ、全国の「いこーよ」会員を対象にしたアンケート結果をもとに分析され、子どもたちのオンラインゲーム利用実態が明らかになりました。
オンラインゲーム利用の実態
調査によると、33%の子どもたちがオンラインゲームを利用していることが分かりました。特に中学生以上になると、この割合は6割を超えるという結果に。年齢を問わず、子どもたちが他者とつながって遊ぶ環境が増えていることが伺えます。
保護者の把握状況
オンラインゲームを利用している子どもを持つ保護者に対して、子どもが誰とゲームをしているのかを把握しているか尋ねたところ、最も多かったのは「だいたい把握している」という回答で48%でしたが、約4人に1人の保護者が「ほとんど把握していない」と回答しています。このことから、特に年齢が上がるにつれて子どもたちの交流相手についての理解が不足している事実が明らかになっています。具体的には、13歳以上になると「ほとんど把握していない」割合が35%にも達しました。
オンライン上の友達との関係
次に、子どもたちがどのような相手とオンラインゲームを楽しんでいるのかを調べました。その結果、最も多い回答は「保護者が知っている学校や習い事の友達」の53%でした。次いで「家族・親戚」が39%でしたが、「オンライン上で知り合った友達」は32%に達しました。このデータは、現実の友達のみならず、ネット上で知り合ったつながりも子どもたちの生活の一部に入り込んでいることを示しています。
まとめ
今回の調査から、子どもたちのオンラインゲーム利用は中学生以上で顕著に増加し、小学生高学年でも4割が利用している実態が浮き彫りになりました。また、約25%の保護者が子どもたちが遊んでいる相手を把握できておらず、特に年齢が上がるにつれてその傾向が強まっていることがわかります。加えて、子どもたちの3割が「オンライン上で知り合った友達」とゲームをしている実態が明らかになり、ネット上での人間関係がますます重要になっていることを示唆しています。
今後の調査では、保護者の不安や家庭内でのルール設定についてさらに詳しく探っていく予定です。このデータをもとに、子どもたちが健全にオンライン環境で楽しむための対策も考えていきたいところです。
調査概要
- - 調査方法:インターネットアンケート
- - 調査地域:全国
- - 調査対象:「いこーよ」会員
- - 調査期間:2025年5月15日~5月21日
- - サンプル数:400サンプル
次回の調査結果にご期待ください!