14期連続増収を達成!ショップチャンネルの成功の秘訣とは
ショップチャンネルが2010年度に達成した売上高
2010年度(2010年4月~2011年3月)、日本最大の生放送ショッピングチャンネル「ショップチャンネル」は、売上高1,115億円を記録しました。これは前年に比べて2.2パーセントの増加にあたります。これにより、同チャンネルは創業以来14期連続の増収を達成しました。
この成功の背景には、ユニークな番組制作が寄与しています。中でも「日本を見つけよう」シリーズのように地域に密着した内容や、人気のカリスマゲストを起用したライフスタイル提案型の番組が中心となっていました。さらに、有名ブランドや企業との戦略的なコラボレーションにより、商品力を強化したことも大きな要因です。
新たな取り扱いブランドとして、セレクトショップ「ユナイテッドアローズ」、フランスの高級ブランド「LANCEL(ランセル)」、そしてTVショッピング世界初登場となる「マークジェイコブス」を迎え入れ、それぞれのブランド旗艦店からの生中継でデビューショーを行いました。その結果、11月1日には14周年特別番組において、1日あたりにして過去最高の売上13億円を突破する記録を達成しました。
2011年度の新たな施策
2011年度に向けて、ショップチャンネルはさらなる成長を目指すべく、いくつかの重点施策を掲げています。第一に、7月に予定されている地上波アナログ放送の停止を考慮し、番組配信局との関係を強化し、放送枠を拡大することが求められています。これにより視聴者を効果的に誘導することができると期待されています。
第二に、有力な雑誌や人気のウェブサイト、有名ブランドとの連携を通じて新規顧客を獲得していく計画です。この効率的なプロモーションは、新たな市場の開拓に貢献するでしょう。また、して自社のメディアであるテレビ、ウェブ、カタログとのクロスプロモーションも強化していく見込みです。
東日本大震災における取り組み
しかし、2011年3月11日に発生した東日本大震災を受けて、ショップチャンネルでは初めて放送を261時間停止する事態となりました。震災後、3月18日からの放送再開では、売上金全額を被災地への復興義援金として寄付することを決定しました。また、その後も特別支援番組を放送し、引き続き被災地支援に力を入れていく方針です。
視聴可能世帯数の拡大
現在、ショップチャンネルは全国385局のケーブルテレビに加え、デジタルハイビジョン放送CS055chやスカパー!(220ch)、スカパー!光(220ch)、IPTVでも視聴が可能です。視聴可能世帯数は約2,708万世帯にのぼり、多くの人々に利用されています。今後もさらなる成長を期待されるショップチャンネル、その成功の秘訣は一体何なのでしょうか。以下篇では、詳細な関係者のインタビューや、全体の戦略に迫ります。
会社情報
- 会社名
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ジュピターショップチャンネル株式会社
- 住所
- 東京都江東区東陽7-2-18
- 電話番号
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