アップサイクル学ぶ高校生
2025-06-02 11:02:33

高校生が学ぶSDGs教育とアップサイクルの重要性―HASKOの取り組み

2025年5月、神奈川県横浜市青葉区にあるクラーク記念国際高等学校の製菓販売ゼミで、合同会社ハスラボによる特別出張授業が行われました。この授業では、SDGs(持続可能な開発目標)や食品ロスに焦点を当てた内容が展開されました。特に、ハスラボが展開するアップサイクルブランド「HASKO」を軸に、規格外のレンコンを使用した取り組みが取り上げられました。教育の中でSDGsがどのように結びついているのかを考える貴重な機会となりました。

アップサイクルと食品ロスの現状


授業では、無添加のグルテンフリーな新素材教材「HASKO」について詳述され、生徒たちは「規格外レンコン」の再価値化を通じて、食品ロスの深刻な現状を学びました。見た目が悪いと流通に乗せられずに廃棄される野菜が多いことを知り、食の循環についての重要な認識が芽生えたといいます。この授業を受けることで、生徒たちは生産から消費に至るまでの過程を考える機会を持ち、SDGs目標12「つくる責任、つかう責任」に基づく商品作りの重要性にも触れました。

食と社会課題を繋ぐ教育


クラーク記念国際高等学校の製菓販売ゼミでは、生徒たちが企画したスイーツや焼き菓子を販売するという実践的な課題に取り組んでいます。今回の授業は「作る」だけでなく、「どう伝えるか」にも焦点が当たりました。生徒たちは、素材の背景となるストーリーを知り、いかに社会課題を製品に結びつけ、想いを込めるかについて討論しました。相互にディスカッションを行う中で、HASKOや規格外レンコンを用いたアイデアが生まれ、実践的な知識と「伝える力」が育まれました。

高校生が感じた社会との繋がり


授業を受けた高校生たちは、社会との接点を持ち、学びの意味を実感したといいます。キャンパス長である船越大毅氏は、今回の出張授業が生徒たちにとって大切な経験となったことを語ります。実際に社会での課題を学ぶことが重要であり、知識がどのように実社会に影響を与えるかを見つめることが、新たな学びの意欲につながります。生徒たちが柔軟な発想を基に、自身の社会における役割を意識し、実践に移す力を高める一助となることが狙いです。

HASKOのアップサイクルへの挑戦


ハスラボの代表、濱田雄太氏も授業で重要なポイントを強調しました。アップサイクルの重要性や、なぜ規格外のレンコンが捨てられるのかを考えることは、高校生にとって深い理解につながると語ります。同氏は、SDGsの目標12に沿った活動を通じて、未来の選択肢を広げる意義があると考えています。HASKOの理念「食べられるすべてを価値あるものへ」を学生たちとともに育てることが重要であると十分に意識させていました。

今後の展望と教育との連携


合同会社ハスラボは今後も教育機関との連携を強化し、地域課題やアップサイクルに関連した出張授業やワークショップを対象に、次世代の学びを支援していくと発表しています。多くの高校生にとって、アップサイクルがもたらす未来の食に対する学びが深まることが期待されています。HASKOの取り組みを通じて、私たちの消費行動の背後にあるストーリーや社会課題を意識し、地域社会に貢献する活動が広がっていくことでしょう。ハスラボの活動は、学生と社会とを結ぶ架け橋となるはずです。


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会社情報

会社名
合同会社HAS-LAB
住所
茨城県土浦市沖宿617-1
電話番号
050-3696-7821

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