新たな遮音技術の実証
2025-01-23 15:24:06

ピクシーダストテクノロジーズ、革命的な音響メタマテリアル技術を駆使した遮音実証に成功

ピクシーダストテクノロジーズの挑戦



近年、都市部での居住環境が注目される中、騒音問題は多くの住民が直面する重大な課題です。ピクシーダストテクノロジーズ株式会社(以下、PxDT)は、その解決を目指し、音響メタマテリアル技術を応用した「iwasemi™」という新しい遮音技術の実験を行いました。

実証実験の背景


都市部でのマンション生活は、交通や繁華街の音など、外的な騒音からの影響を受けやすく、特に日常生活におけるストレス要因となっています。昼夜を問わず響く騒音は、住民の生活の質や健康に悪影響を及ぼすことがあるため、PxDTではその緩和に取り組むことにしました。

PxDTは、業界の大手住宅デベロッパーと協力し、メタマテリアル技術を基にした音響制御技術の実現可能性を探りました。これにより、安らぎのある居住空間の提供を目指しています。

実証実験の内容と成果


実験では、マンションの大通りに面した東向き窓の室内に音響メタマテリアルを使用した遮音材を設置し、様々な時間帯における道路騒音の抑制効果を検証しました。実験は3日間にわたり、朝、昼、夕の計3つの時間帯で、騒音を測定しました。

結果として、ターゲットの周波数帯域である1000~2000Hzにおいて、音の圧力を15~23dB低下させることに成功しました。参加者からは、装置の有無による音の違いを感じ取ったという声が寄せられ、遮音性能の高さに期待が寄せられています。この成果は、アルミ板を使用した場合の遮音効果と同等であり、通気性能を損なうことなく最大50%の騒音を軽減することができました。

今後の展開


PxDTは、この実証実験で得た成果を元に、住宅市場に向けた遮音技術の導入を進める計画です。音の要素を可視化し、生活者に質の高い住環境を提供することで、不動産業界にも新たな価値をもたらすことを目指しています。

メタマテリアル技術とその特長


PxDTの「iwasemi™」は、波動を自在に操る構造的特性を持ったメタマテリアルを利用し、入射音波に対して逆位相の音を生成することで騒音を打ち消すことが可能です。この技術により、「遮音性能」と「通気性」の双方を実現できるのは、従来の工法と大きく異なる点です。

特徴:


1. 高い遮音性能と通気性を両立
2. 多様な素材選択と加工自由
3. フレキシブルな遮音帯域による対応力

まとめ


ピクシーダストテクノロジーズの今回の成果は、住環境を改善するだけでなく、新しい価値の創造につながる大きな一歩です。今後、住宅市場への実装が楽しみです。

詳細情報はこちらで確認できます。また、PxDTの音響メタマテリアル技術に関する詳細な情報は公式サイトでも紹介されています。


画像1

会社情報

会社名
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社
住所
東京都中央区八重洲二丁目2番1号東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー8階
電話番号

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。