新しい学びの舞台「進研ゼミ」からのプログラミング講座
paiza株式会社と株式会社ベネッセコーポレーションが共同で、新たに「プログラミング講座 Web制作、AI入門」を開発しました。この講座は、小学校高学年から中高生を対象に、2025年4月から提供される予定です。これにより、子どもたちがプログラミングの基礎を学ぶことができる環境が整います。
1. 講座の概要
この講座では、学習指導要領に基づいた二つのカリキュラムが用意されています。一つ目は「情報レッスン」で、デジタル社会で必要とされる「情報活用能力」の習得を目指します。基礎的な内容から、「情報Ⅰ」の受験対策に至るまで、幅広い知識を問題演習を通して学べます。
二つ目は「プログラミングレッスン」です。ここでは、Web制作やAI開発において活用されるHTML、CSS、JavaScript、Pythonなどのプログラミング言語を実際に学びます。レッスンは全て動画解説付きで、15分のセッションを設定。基礎から応用へと階段を上るように進行します。部活動や習い事の合間にも自分のペースで学習できます。
2. 講座の対象と受講方法
「プログラミング講座 Web制作、AI入門」は主に高校生を対象としていますが、小中学生の早期受講も可能です。受講期間は2年間で、料金は貴方のお支払い方法に応じて異なります。初月無料キャンペーンも実施中で、2025年3月31日までに申し込むと最初の月は無料です。
3. 背景と目的
平成30年度から小学校でプログラミング教育が必修化され、続いて中学校や高校でも導入されてきました。特に2025年度からは大学入学共通テストに「情報Ⅰ」が組み込まれ、教育におけるプログラミングの重要性はさらに高まっています。
paizaとベネッセの共同開発は、これらの社会的背景とニーズに応える形で実施されました。小・中・高校生を対象にした新しい学習サービスを提供することで、IT人材の育成を目指します。
4. paizaの学習コンテンツ
paizaが提供する「paizaラーニング」では、主要なプログラミング言語を学ぶための動画と演習がセットになっています。初心者にも優しい設計で、学びやすい環境が整っています。このプラットフォームは、すでに多くの学校で活用されています。
5. 課題解決への貢献
現在、経済産業省の調査によると、2030年には最大79万人のIT人材不足が予想されています。この講座を通じて、プログラミングに興味を持つ若者を増やし、将来的にはpaizaの他のサービスも活用してもらい、国内のITエンジニアを育成したいというのが両社の狙いです。
6. 結論
「進研ゼミ」の新講座は、単なるプログラミング教育を超えて、未来を担う若者たちに新たな可能性を提供するものです。今後のIT業界の変化に対応できる人材を育てるために、こうした取り組みが重要となるでしょう。ぜひお見逃しなく。