D&I AWARD 2025とその背景
日本においてダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の推進は重要なテーマとされており、その中で設立された「D&I AWARD 2025」は、企業の取り組みを評価し表彰する日本最大級のアワードです。このアワードは、単に組織の制度や施策に注目するだけでなく、それを支えて実際の行動に結びつける「人」にも目を向けている点が特長です。その中で新設された個人賞、「チェンジメーカー賞」により、特に卓越した影響を与えた個人への評価がなされます。
渡部恵理が受賞した理由
このたび、株式会社CRAZYのDE&I推進マネージャー、渡部恵理が「チェンジメーカー賞」に選ばれました。彼女は婚礼業界において、2019年から「CELEBRATION For All ~すべての人に等しくお祝いを~ 」という強い信念のもと、様々なプロジェクトを進めてきました。これまでに27組のLGBTQ+カップルの結婚式をプロデュースし、愛の形に制限を設けず、全ての人々が等しく祝福される場を作ることを目指しています。
LGBTQ+への理解を広める努力
渡部は、LGBTQ+コミュニティの結婚式を実現するだけでなく、就業先の大学や企業において研修も行い、理解促進に努めています。結婚式は人生の重要なイベントであり、そこに愛が存在することは異性間であれ同性間であれ変わりません。この理念を広めるために彼女が取り組んできた内容は、社会に対する大きなメッセージとなっています。このような活動が評価され、今回の受賞に至ったのでしょう。
渡部恵理の受賞コメント
受賞を受けた際、渡部は「この栄誉は私個人のものではなく、皆で作り上げてきた結果だ」と語り、仲間や顧客への感謝を述べました。また、学び続ける姿勢の重要性を強調し、理解しきれないことにも勇気を持って寄り添うことが本物の祝福につながると述べました。今後も、愛を祝福し、社会に前向きな変化をもたらす企業であり続けたいと強調しました。
CRAZYのビジョンと活動
株式会社CRAZYは、結婚事業を通じて「人々が愛し合うための機会と勇気を提供し、パートナーシップの分断を解消する」ことを目的としています。東京・表参道を拠点に、「ゲスト中心」の新スタイルの結婚式を提唱し、業界内でのクチコミサイト評価でも1位を獲得しています。このような取り組みにより、株式会社JobRainbowからもD&I AWARDを受賞するなど、企業のブランドと文化構築において高い評価を得ています。
今後への期待
渡部恵理の受賞は、婚礼業界やLGBTQ+の方々にとって大きな前進を意味します。彼女の活動は、社会全体に愛をテーマとするメッセージを届けるものであり、多くの人々に勇気を与えるものです。これからも彼女の活動が広がり、多様な愛のかたちが受け入れられる社会が実現することを期待しています。そしてこの受賞が、婚礼の現場で一歩を踏み出した人々や、変革を志すすべての組織へのエールとなることを願わずにはいられません。