繁忙を迎える2026年卒業生の就職活動
2026年に卒業予定の大学生・大学院生を対象にした調査によると、2024年1月末の内々定率は48.2%に達し、前年同期比でなんと19.0ポイントも増加しました。この数値は過去最高であり、学生たちの就職活動が順調に進んでいることを示しています。
理系の学生に優位な状況
特に注目すべきは、理系学生の内々定率が54.4%に達したことです。これは文系の45.2%を上回り、早くも5割を超えた結果となっています。文理別で見ると、両者ともに前月比で大きく増加していることがわかります。理系の学生は、技術系の職業が求められている中で活躍の場が多様化していることが反映された結果と言えるでしょう。
内々定を得た学生の動向
また、全体の11.8%にあたる学生が“内々定を獲得し、就職活動を終了”したと回答しています。この数値はこの時期に就活を完了する学生が2桁を超えるのは調査史上初めてのことです。この傾向からも、企業からの採用意欲が高まっていることが浮かび上がります。
調査の概要
この調査は、株式会社学情が実施しました。調査期間は2024年1月24日から2025年1月31日まで行われ、302件の有効回答を得ました。
株式会社学情の役割
学情は、20代・30代の社会人や学生の転職・就職を支援するサービスを提供する企業です。「未来の選択肢をつくる」ことを目指し、初めての就職や転職を支援しています。オンラインアンケートを通じて、学生の就活に関する実態を把握し、社会の未来に貢献することに尽力しています。
今後も学生たちがどのように就職活動を進めていくのか、引き続き注目していく必要があります。