株式会社コノセルが20億円の資金調達を実施
教育分野のスタートアップ、株式会社コノセルが、株式会社オリエンタルランド・イノベーションズから20億円の追加出資を受けました。これにより、コノセルの累計資金調達額は47.5億円に達し、さらなる成長が期待されています。
資金調達の背景と目的
コノセルは、「学びを通じた一生モノの成功体験を、すべての人に。」というビジョンを掲げ、ハイブリッド学習塾「個別指導 コノ塾」を運営している企業です。創業は2020年ですが、独自のアプリや教材を駆使した高品質な授業を通じて、生徒の成績向上と公立高校合格の実績を重ねています。2022年からは教室展開を加速し、2024年11月現在では82の教室を展開し、東京都から大阪府、神奈川県へと広がりを見せています。
今回の資金調達は、コノセルが教育の質をさらに高めるための重要なステップと位置づけられています。オリエンタルランド・イノベーションズとの業務提携を通じて、現場のオペレーション力を学び、サービスに活かしています。これにより、リアルとデジタルが融合した教育インフラの構築を進めていきます。
各社代表よりコメント
コノセル代表取締役の田辺理氏は、「教育における経済格差解消と労働環境改善は、デジタルテクノロジーとの融合なしには解決できません」とコメント。彼は、質の高い個別化教育を手頃な価格で提供し、豊かな成功体験を広げることに情熱を燃やしています。オリエンタルランド・イノベーションズ代表の豊福力也氏も、コノセルの成長を実感し、会社のESGマテリアリティとも親和性があるとして、サポートを続けていく意向を示しています。
「個別指導 コノ塾」について
コノ塾では、従来の指導法に加え、生徒一人ひとりの学習データを活用したきめ細やかなコーチング型指導を行っています。授業は元大手進学塾のエース教師による高品質な授業動画を使用し、教室では生徒の理解度に応じたフォローアップを行います。これにより、9割以上の生徒が入塾後の試験で成績を向上させるという成果を上げています。
また、教室での勤務環境のデジタル化にも力を入れており、生徒の授業記録は電子化され、問題演習の採点も自動化されています。この取り組みにより、教師が生徒に集中できる環境が整っています。
教室展開と今後の展望
今後もコノセルは新教室の開校を進めると同時に、デジタル技術の活用を進めていきます。高品質な教育体験を提供するため、資金調達によって拡大した人材やリソースを駆使し、教育の未来を切り拓いていく計画です。また、今後の採用情報については、コーポレートサイトで確認できます。
コノセルが描く未来は、ただの成績向上にとどまらず、生徒一人ひとりの夢の実現をサポートするものであることが期待されます。詳細な取り組みや教室の最新情報については、ぜひ公式サイトをご覧ください。
【公式サイト】
コノセル