教育の未来とテクノロジー
2025-12-26 17:27:00

テクノロジーで切り開く教育の未来と希望の扉

テクノロジーで切り開く教育の未来と希望の扉



2025年10月11日、大阪の関西万博会場内で開催された「いのち会議」では、「いのち宣言」や「アクションプラン集」が発表されました。このイベントでは、教育課題にテクノロジーを活用することの重要性が強調され、貧困の連鎖を断ち切り、学ぶ機会を全ての人に提供する取り組みが紹介されました。

私たち人間の歴史は、不条理との闘いの歴史でもあります。戦争や貧困、差別、そして自然災害などは、常に私たちの社会に影を落としてきました。哲学者である市井三郎氏の言葉、「人類の進化とは不条理の克服にある」という考えは、これからの教育にとって非常に重要な視点です。教育は、不条理を乗り越えるための確実な手段ではないでしょうか。

教室を超えた教育の必要性



しかしながら、従来の教育システムだけでは救えない人々がいます。教室に通えない子供たちや、教員不足に悩む地域、教材が不足している環境、さらに内戦や災害によって学びの場を失った人々など、様々な不安定な状況があります。特に、サブサハラ・アフリカでは急激に増加する子供たちの数に対し、教育に必要なインフラが十分ではありません。

テクノロジーの力で教育を変革



この現実に対し、テクノロジーがどのように応えられるかを考えることが重要です。キャスタリア株式会社は、様々な国、特にアフリカ諸国においてデジタルラーニングを推進しています。この中でも、「GOOCUS」というモバイル学習サービスが注目されています。特にインターネット接続が不安定な地域では、「GOOCUS Edge」を使って教材をオフラインで学ぶことができる仕組みを提供しており、難民キャンプや農村部でも学ぶ環境を整えることが可能になりました。

例えば、ケニアではプログラミング教室を開催し、女子学生たちに学ぶ意義を伝えています。これにより、彼女たちは希望を持ち、自ら未来を選ぶ力を養っていくのです。

教育は未来への鍵



また、家庭内でのスマートフォンを用いた学びが、教育の継続を支える重要な手段となり得ます。特に家庭の状況により教育を受けられない子供たちにとって、スマートフォン1台で学ぶことができる環境は必須です。このように、教育が持つ力で悪循環を断ち切る大きな可能性が秘められています。

もちろん、すべての問題が簡単に解決できるわけではなく、時には無力感に苛まれることもあります。しかし、どんな時でも希望を失わず、前を向いて進むことが重要です。不条理の中にある人々に「学びの機会」を届けること、そのためにテクノロジーと教育を融合させることで、新たな未来への扉を開く挑戦が始まっています。

いのち会議の取り組み



いのち会議は、このビジョンに深く共鳴し、すべての人が「安心して学び、生きる」ことが出来る社会の実現に向けて、テクノロジーと教育を利用し、不条理の連鎖を断ち切る活動を続けていくとしています。教育とテクノロジーの力を結集し、共に未来をより良いものにしていく努力が求められるでしょう。

お問い合わせ先


いのち会議事務局、 大阪大学 社会ソリューションイニシアティブ(SSI)特任助教 宮崎 貴芳、教授 伊藤 武志
TEL: 06-6105-6183
E-mail: [email protected]
取材の申し込みもお気軽にどうぞ。


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会社名
いのち会議 事務局
住所
大阪府吹田市山田丘2-8
電話番号
06-6105-6183

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