佐賀県上峰町が誇るオリジナルフォント「カゼマチ明朝」と地域活性化の取り組み
佐賀県上峰町に新たな時代が訪れています。株式会社モリサワが関与した中心市街地活性化事業により、オリジナルフォント「カゼマチ明朝」が生まれました。このフォントは、地域のアイデンティティを強化するためにデザインされ、道の駅「かみみね」に初めて採用されることとなりました。
この活性化プロジェクトは、上峰町と民間事業者が共同で設立した「つばきまちづくりプロジェクト」によるものであり、地域の魅力を引き出していくことを目的としています。カゼマチ明朝は、柔らかい印象と自然な温かみを持つ「A1明朝」を基にしたフォントであり、線が交差する部分には“墨だまり”の表情が巧みに再現されています。視覚的には、やや平坦なプロポーションと異なる味わいを持ち、地域を象徴する独特なデザインに仕上げられています。
デザインの背後には、プロジェクトが掲げるコンセプトである「自由が吹く。」という言葉が響いており、このフォントが地域の新しいランドマークとして機能することを願っています。カゼマチ明朝の採用により、町の景観は一層統一感を増し、住民が地域に対しより深い愛着を持つことが期待されています。
今後、このフォントは道の駅かみみねの案内サインだけでなく、さまざまな場面での看板やキャプションにも広がっていくことでしょう。地域ブランディングの一環として、モリサワは引き続き地域との連携を深め、共に成長していくデザインソリューションを提供していく姿勢を貫いていきます。
モリサワについて
モリサワは、「文字を通じて社会に貢献する」という理念のもと、フォントの研究・開発に情熱を注ぎ続けるフォントメーカーです。2,000書体以上のフォントを利用できるサブスクリプションサービス「Morisawa Fonts」や、全58書体のUDフォントがOffice製品で利用可能な「MORISAWA BIZ+」、Webフォントサービス「TypeSquare」など、多様なフォントサービスを展開しています。また、企業向けに専用のフォントを提案するなど、包括的な文字の支援も行っています。
オリジナルフォントに関する詳細や問い合わせについては、モリサワのウェブサイトをご覧ください。