ロンドン大学と武蔵大学で得られる新たな学位の可能性を探る

武蔵大学のパラレル・ディグリー・プログラムの魅力

武蔵大学（東京都練馬区）、学長は髙橋徳行氏が率いるこの大学では、独自の教育プログラムであるパラレル・ディグリー・プログラム（PDP）が実施されています。このプログラムは、喜ばしいことに2015年度から毎年多くの学位取得者を輩出しており、特に2020年に6期生が入学した際には新型コロナウィルスの影響を受けるなど、困難な状況下でも大きな成果を上げています。

パラレル・ディグリー・プログラムとは？

PDPは、武蔵大学で学びながらロンドン大学の学位を取得できる画期的なプログラムです。日本国内の大学でありながら、世界的にも著名な大学での学位を同時に得ることができるという特別な条件が揃っています。このPDPは、本学が日本で初めて導入したもので、学生たちに国際的な視野を広げるチャンスを提供しています。

ロンドン大学の実力

ロンドン大学は、18のカレッジや9つの研究機関からなるイギリスの総合大学です。特にロンドン・スクール・オブ・エコノミクス（LSE）によるBSCプログラムは、世界的に認められる質の高い教育を提供しています。このような環境で学ぶことができるのは、PDPの大きな魅力の一つです。

他のプログラムとの違い

このプログラムは留学を必須としない点で、一般的なダブル・ディグリーとは異なります。PDPでは、ロンドン大学の科目を東京で学びながらも、希望者はシンガポールのSIM（Singapore Institute of Management）での留学も選択肢として用意されています。これにより、海外での学びを引用に加え、自分のペースで学位取得を目指すことができます。

6期生の成功体験

2020年にPDPに参加した学生たちは、厳しい環境の中での学びを乗り越え、最終的には5名中3名がロンドン大学の学位を取得しました。その中の一人は、会計学に初めて触れ、その魅力に惹かれたと語っています。新型コロナウィルスでオンライン授業が主流になる中、他の履修生とのつながりを大切にし、互いに支え合って学習を続けた経験も印象深いものです。

将来を見据えた取り組み

この学生は、学んだ会計学を活かして将来のキャリアを築くために、中小企業の財務分析の分野での活躍を計画しています。また、NTTドコモから会計・ファイナンスの職で内定をもらえたことは大きな励みとなったようです。PDPは学生にとって多様な可能性を開くプログラムであり、努力した先には新たな自分が待っていることを実感しています。

このように、武蔵大学のPDPは学問に対する興味と将来の明確な道筋を示しており、次世代のリーダーを育成するための貴重なプラットフォームとなっています。興味を持っている方には、ぜひこの挑戦を勧めたいと思います。