春の訪れを告げる美術イベント「美術館の春まつり」が、2026年3月13日から4月12日までの期間、東京国立近代美術館にて開催されます。皇居や千鳥ヶ淵、北の丸公園など、桜の名所として知られるこのエリアに位置する美術館での特別な催しは、アートと自然の美が融合する至福のひとときを提供します。
このイベントの目玉は、重要文化財に指定されている川合玉堂の名作《行く春》が年に一度、春のこの時期にのみ公開されることです。お花見には最適な前庭では、散策の合間にリラックスできるお休み処が設けられ、ドリンクやフードのテイクアウトも楽しめます。美術館周辺の桜と共に名作を鑑賞しつつ、心温まる春を感じることができるでしょう。
さらに、春の魅力を引き立てるための多彩な展示も用意されています。「所蔵作品展MOMATコレクション」では、1873年から現代までの日本近代美術を俯瞰する展示が行われます。約14,000点の所蔵作品から選ばれた約200点の作品がテーマ別に展示されており、中でも桜を題材にした作品が充実しています。特に、跡見玉枝の《桜花図巻》や、菊池芳文の《小雨ふる吉野》など、春にふさわしい作品を一堂に鑑賞できる貴重な機会です。
同時開催の企画展「下村観山展」も見逃せません。日本画の巨匠である下村観山の作品を通して、その芸術性と文化的背景の深化を探るこの展覧会は、関東では13年ぶりの開催となり、観山の画業を振り返る絶好のチャンスです。
また、参加型イベントも目白押しです。作品を深く理解するための「所蔵品ガイド」や英語による「Collection Tour”Explore with Us”」が設けられ、さらに春まつり限定の「MOMATハイライトツアー」も実施されます。これにより、参加者はアートへ多面的にアプローチできる貴重な機会となります。
イベント期間中、美術館の前庭にはお休み処が設けられ、特製お花見弁当やスイーツなどのテイクアウトが楽しめるキッチンカーも登場します。晴れた日の桜の下で、アートと食を堪能することができる充実した時間が約束されています。そして、ポップアップショップでは、春を感じさせるオリジナルのグッズが販売される予定です。
「美術館の春まつり」は、東京国立近代美術館が主催し、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁との共催で行われます。美術ファンはもちろん、春を楽しむ人々が集まるこのイベント。自分のお気に入りの作品を見つけたり、桜とアートを一緒に楽しんだりと、多様な楽しみ方ができる貴重な機会をお見逃しなく!
■基本情報
- - 開館時間:10:00~17:00(金曜・土曜は20:00まで)
- - 休館日:月曜日(ただし、3月30日は開館)
- - 入館料:一般500円、大学生250円(特別割引アリ)
- - アクセス:竹橋駅から徒歩3分、九段下駅より徒歩15分
春の美術館での新たな体験を通じて、文化と自然が交差する瞬間をお楽しみください。