兵庫県立美術館で「リビング・モダニティ展」が開催!
兵庫県立美術館にて、2025年9月20日から2026年1月4日までの期間、「リビング・モダニティ住まいの実験 1920s–1970s」展が開催されます。本展は、ミサワホーム株式会社が協力し、同社の「ミサワ バウハウス コレクション」から選りすぐりの作品47点が出展される予定です。
この展覧会は、世界的に有名なデザインスクール「バウハウス」の影響を受けた作品や、現代住宅を再考する革新的な試みが紹介されます。展覧会の主なテーマは、20世紀の住宅設計の歴史を振り返り、先人たちがどのように居住空間をデザインしてきたかを探ります。特に傑作14邸に焦点を当てて、その背後にあるアイデアや工夫を詳しく検証します。
展示内容の詳細
展示は、モダン・ハウスを特徴づける7つの観点、すなわち衛生、素材、窓、キッチン、調度、メディア、ランドケープを通じて構成されます。これにより、来場者はそれぞれの観点から住宅デザインの革新を感じ取ることができるでしょう。また、マルセル・ブロイヤーのサイドチェアなどの家具や関連資料も展示され、当時の住宅設計のエッセンスをダイレクトに体験することができます。
実際の居住空間を再現した原寸大モックアップや、当時の図面、ドローイングも並び、来場者に住宅デザインの変遷を体感させる工夫がなされています。特に、ル・コルビュジエが設計した「ヴィラ・ル・ラク」などの名作が展示されることは、アーカイブ的な価値を持つでしょう。
兵庫県立美術館について
本展開催地の兵庫県立美術館は、2002年に開館し、近代美術館の復興のシンボルとなっています。建築家安藤忠雄氏のデザインによるもので、光と影が織りなす独特の空間は多くのアートファンを魅了しています。特に館内の回廊や中庭は、その美しさと機能的なデザインで知られ、訪れるたびに新たな発見をもたらします。
美術館の外には、青りんごの巨石オブジェが設置され、訪れる人々に親しまれています。また、過去には安藤氏の寄贈により「Ando Gallery」も設立され、さらなる魅力を加えています。
展覧会の詳細
「リビング・モダニティ住まいの実験 1920s–1970s」展は、2025年9月から2026年1月の間、兵庫県立美術館にて開催されます。主催は兵庫県立美術館と日本経済新聞社で、多くの協力団体が後援しています。
この展覧会は、ただのアート展示に留まらず、住宅設計の歴史を学ぶ貴重な機会です。ぜひ訪れて、モダニズム建築の世界を体感してみてはいかがでしょうか。