新システム「SPV」
2022-07-06 13:50:38

太陽光発電の効率化を促進する新システム「SPV」とは

太陽光発電の効率化を促進する新システム「SPV」とは



日本国内の再生可能エネルギーの導入が加速する中、その効率性がますます重要視されています。特に太陽光発電は、カーボンニュートラルを実現するために不可欠なエネルギー源ですが、自然環境に依存する以上、運用上の課題も多いのが実情です。

再生可能エネルギー導入の背景



2023年4月、エネルギー供給強靭化法の施行により、太陽光発電を中心とした再生可能エネルギー導入のスピードが加速しました。旧制度である固定価格買取制度(FIT)から、新たに補助額を上乗せする価格制度(FIP)への移行が行われています。このような制度変更に伴い、発電効率の向上が求められており、特に自然条件に影響されやすい再エネ部門では、一層の努力が求められています。

「Solar Plants Viewer(SPV)」の機能



アクシスが開発した「Solar Plants Viewer(SPV)」は、太陽光発電所の運用をスマートに管理するためのシステムです。このシステムは、リアルタイムで発電量の可視化やデータ監視が可能で、異常が発生した際には警告を発します。約30年間の実績を持つアクシスは、ソフト・ハード両面からのサポートを提供し、迅速な保守対応を可能にしています。

SPVの特長には、システムの稼働状況をリモートで監視する機能や、データをトレンドグラフで見える化する機能があります。これにより、エネルギー供給の効率性を高めることが期待されています。

いちごECOエナジー社での導入



最近、いちごECOエナジー社が手掛ける「ECO発電所」にSPVが導入されました。全国に60カ所以上の発電所を持つ同社は、地域の遊休地を有効活用し、クリーンエネルギー事業を推進しています。特に、広島県の「いちご世羅下津田ECO発電所」は、一般家庭の約1,100世帯分の消費電力をカバーできるメガソーラーです。導入により、同社が今後全国の太陽光や風力発電所へのさらなる展開を進めるとともに、再生可能エネルギーの普及とカーボンニュートラルの実現に向けた貢献が期待されています。

SPVが解消する運用課題



これまで、大規模施設からのデータ取得や監視制御のシステムは、開発のみを行い、保守や運用は専門外ということが多いものでした。そのため、トラブルが発生した際には対応が遅く、結果的に発電効率が下がるという課題がありました。しかし、SPVはバランス良く保守・運用サービスを提供し、トラブル対応の迅速化を実現します。特に、多数の発電施設を一括で管理できるため、大規模な事業者から中小規模まで広範囲に導入が進められています。

まとめ



アクシスが提供する「Solar Plants Viewer(SPV)」を通じて、太陽光発電における効率化が現実のものとなっています。省エネへの取り組みが求められる現代、同社は今後も技術の向上を図り、再生可能エネルギーの普及に貢献し続けることでしょう。未来の持続可能な社会を実現するため、さらなる普及は欠かせません。

会社情報

会社名
株式会社アクシス
住所
鳥取県鳥取市扇町7鳥取フコク生命駅前ビル7F
電話番号
0857-50-0375

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