台湾スタートアップの躍進
2025-06-04 10:45:52

台湾スタートアップが東京で見せた革新力 750件超の商談が生まれる成功の舞台

台湾スタートアップが集結した成功の舞台



2023年5月8日から10日の間、東京で開催されたアジア最大級のイノベーション展示会「SusHi Tech Tokyo 2025」にて、台湾の国家スタートアップブランド「Startup Island TAIWAN」が、自国の19社のスタートアップと共に「台湾パビリオン」として出展しました。この展示会は、単なる製品や技術の紹介に留まらず、交流を促進するフォーラムやネットワーキングイベントも行うことで、台湾の国際競争力を多角的にアピールする場となりました。

3日間の展示期間中には、なんと750件を超えるビジネスマッチングが実現し、190以上の投資機関との接点も持ちました。この取り組みは、日本市場への進出を深化させ、さらにはアジア全体のスタートアップエコシステムとの連携を強化するための、年間を通じた国際化戦略において重要なマイルストーンとなりました。

賑わいを見せた台湾パビリオン



台湾パビリオンでは、会期中に連日300人以上の来場者を迎え、場内での活気が際立ちました。出展していた企業は、バイオテクノロジーやフィンテック、エンターテインメントやグリーンテックなど多様な分野にわたり、特にAI技術を駆使した革新的なソリューションが高く評価されました。その中には、三菱UFJ信託銀行や阪急阪神不動産、日本工営、三菱UFJキャピタルといった日本の大手企業や投資機関の訪問もあり、多くの商談の機会が生まれました。初日には、小池百合子東京都知事も台湾パビリオンを訪れ、「東京を世界をリードするスタートアップ都市にすべく、今後も尽力してまいります」と挨拶をし、2025年度には5,250億円のスタートアップ支援予算が計上されることも発表され、その真剣さが注目を集めました。

台湾のAI技術と新たな飛躍



展示期間中には、主催の「Beyond Semiconductors: Taiwan’s Next AI Leap」と題したステージイベントも実施されました。ここではMoBagel、CancerFree Biotech、Mighty Netといった注目のAIスタートアップが登壇し、半導体技術を基盤としたAI技術の可能性や国際連携の事例について熱い議論が交わされました。また、台湾証券取引所による台湾資本市場やイノベーション・ボード(創新板)の紹介、さらに台湾経済研究院が提供した人材政策や研究支援体制に関する説明も行われ、海外のスタートアップや投資家に対して台湾のスタートアップ・エコシステムの魅力を広く発信しました。

さらに、展示会に先立つ5月7日には、韓国のKorea Startup Forumや朝鮮日報と共催で「Unicorn Summit」が開催され、台湾、日本、韓国、ベトナム、シンガポール、インドネシアから100社以上のスタートアップ関係者が集結しました。ここでは、AIやクラウド、バイオテクノロジーをテーマに各国のユニコーン企業や有望なスタートアップが資金調達や市場戦略のノウハウを共有し、国際的な連携が進められました。

アジア全体を視野に入れた国際展開



「台湾イノベーション・ボード」は、アジアの中でも柔軟な上場条件を備えており、さまざまな成長段階のスタートアップがアクセスしやすい環境を提供しています。透明性の高い制度設計や強固な投資家基盤も、多くの海外スタートアップからの関心を集めています。Startup Island TAIWANはこうした活動を通じて、自社のスタートアップブランドを国際的に強化することを目指しています。

今月には、韓国・ソウルで開催されるエコシステム交流イベントへの参加も予定しており、アジア全体を見据えた取り組みが一層加速する見通しです。台湾証券取引所も連携を強化し、日本や韓国などアジア各国との資本市場やスタートアップの連携をさらに推进していく方針です。


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