J-Scentが海外向けパッケージを一新
和をテーマにしたフレグランスブランド『J-Scent』が、2025年9月から海外流通商品に新たなパッケージ仕様を導入することを発表しました。この変更は、世界中の消費者に対して日本の美意識をより深く伝えるための試みです。
新たなパッケージ仕様の詳細
今回の変更では、従来のキャラメル箱形状から、スリーブ式の堅牢で高級感あふれるパッケージへと移行します。この新しいデザインでは、ボトルとパッケージのバランスを保ちながら、キャップの形状も変更され、香水を引き出す際に動作が美しくなるように設計されています。このような細部にまでこだわった製品は、香りを身に纏う前後の時間を、一層日本らしい美の表現に昇華させていくことでしょう。
また、箱を封止めするラベルシールには和紙のような質感を持つ材質が選ばれ、視覚や触覚の両面から「和」を体現します。この新しいパッケージは、J-Scentのブランド体験をより引き立てるものとなるでしょう。
続々と広がる海外展開
J-Scentは2017年に誕生し、翌年にはアメリカやイタリアにおいて子会社を設立しました。国際展示会への参加や現地代理店との契約も推進しており、着実に販路を広げています。今後、2025年6月には海外での取扱店舗数が日本を超える見込みで、アメリカにおいては10店舗以上、イタリアでは50店舗以上が計画されています。また、イギリスやドイツ、ベルギーなどでも販売が進んでおり、年内には海外での取扱店舗が100を超えると予想されています。
J-Scentの独自性
J-Scentは「和を感じさせる香り」をテーマにしており、その中でも洋画や文学からインスピレーションを受けた作品を数多く展開しています。川端康成の小説『眠れる美女』を元にした「和肌」や、花見酒、ラムネなど、日本特有の情景や風味を香りで表現しています。これにより、J-Scentは国内外でその存在感を強めています。近年は特にヨーロッパ市場への進出が目立ち、多くの新しい香りが生まれつつあります。
J-Scentの未来
『J-Scent』はただの香水ブランドではなく、和の文化を体現した製品を通じて、日本の美しさを広めていくことを使命としています。新しいパッケージによって、さらに多くの人々にその魅力が伝わることを期待しています。
J-Scentのオンライン情報
日本の心を香りで表現する『J-Scent』。その新たな挑戦に注目が集まります。