薬歴アプリ開発における新たなパートナーシップの誕生

最近、株式会社ロジロジが八王子薬剤センターとの提携を発表し、ChatGPTを活用した薬歴アプリの開発プロジェクトが始動しました。このプロジェクトは、薬局業界に新たな風を吹き込むことを目指しています。

パートナー企業選定の背景

ロジロジが薬局経営者からの要望を受けて、数多くの企業と面談を重ねた結果、八王子薬剤センターが選ばれました。彼らは日本の薬局業務において、早くから電子薬歴の運用に着手しており、その実績が評価されました。また、薬剤師が実務に関わるシステムの要件を定義しているため、現場のニーズに合った技術開発ができると見込まれています。

現場の声を反映する必要性

八王子薬剤センターの取締役、本局業務部長の添石遼平氏は、「薬歴の作成に要する時間が薬剤師にとって大きな負担である」と指摘し、ChatGPTを利用することでこの負担を軽減できる可能性を示唆しています。これにより、薬剤師は対人業務により多くの時間を割くことができ、患者サービスの向上に寄与することが期待されています。

プロジェクトの目的と期待される成果

本プロジェクトは、薬歴作成における実務上の制約を理解しつつ、最新技術を社会実装するための重要な取り組みです。ロジロジは、プロトタイプの開発を主導し、八王子薬剤センターの知見を最大限に生かすことで、効率性と使い勝手の両立を図ります。これにより、新たな薬歴アプリの導入が実現し、薬局の生産性向上に寄与することを目指します。