箱根遊船 SORAKAZE、キッズデザイン賞受賞で注目の観光船に！

箱根遊船 SORAKAZEが第18回キッズデザイン賞を受賞

箱根・芦ノ湖の景観を楽しむために運航されている「箱根遊船 SORAKAZE」が、2024年8月21日に第18回キッズデザイン賞を受賞しました。この賞は、子どもたちが安全に暮らし、感性や創造性を育む環境を提供する製品やサービスに贈られるもので、2007年に設立されました。箱根遊船は『子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門』で評価されました。

『箱根遊船 SORAKAZE』は、富士山の日である2024年2月23日に登場しました。この船のデザインは、JR西日本グループの高速船や特急列車のデザインを手掛けた川西康之氏が担当し、コンセプトには「湖に浮かぶ緑の公園」が取り入れられています。特徴的なのは、船内に多数の工夫が施されている点です。特に子どもたちが楽しく過ごせるように、キッズスペースやユニークな座席が用意されています。

船内での体験

船内には、靴を脱いで操舵室を見ることができるキッズスペースや、畳の小上がり、ゆりかごチェアなど多様な席があり、家族連れでもくつろげる環境が整っています。また、屋外デッキには、天然芝の広場、ブランコ型ベンチ、玉砂利を活用した「ケンケンパ」デザインの石畳があり、充実した遊び場を提供しています。

加えて、船内はバリアフリー設計で、ベビーカーや車いすが利用できるスペース、多目的トイレも完備されています。これは多くの訪問者から高い評価を受けており、特に子どもたちに優しいサービスが好評です。

今後の展望

富士急グループが提供する「箱根遊船 SORAKAZE」は、地域の観光名所としても期待されています。今後は、創造性や感性を育む場として、一層の充実したおもてなしを目指します。

船内の工夫

屋外デッキでは、自然の中で船旅を楽しむことができる空間が広がっています。特に最上階デッキには、神社の境内をイメージした富士山モチーフのモニュメントや、玉砂利の「ケンケンパ」などの設置が魅力的です。船内の座席やテーブルは木材をふんだんに使用しており、温かみのある居心地の良さを感じられます。

また、箱根の伝統工芸である箱根寄木細工の文様もインテリアに取り入れられ、地域特性を生かしたデザインが光ります。全体として、SDGs（持続可能な開発目標）の理念とも併せて、多様な面で配慮が施されています。