『ワコール』と『あすけん』が手を組む!新たなヘルスケアサービスの誕生
2023年、AI食事管理アプリ『あすけん』を展開する株式会社asken(東京都新宿区)と、下着メーカー『ワコール』(京都市)が共同で新たなヘルスケアサービスを発表する取り組みを始めました。この取り組みは、経済産業省が推進するPHR(Personal Health Record)に関連するプロジェクトで、肩を組んで新たなユースケースを開発することを目指しています。
PHR社会実装の加速
PHRとは、個人の健康情報を集中的に記録し、健康管理に役立てるためのシステムです。近年、日本の少子高齢化や人口減少の問題に直面している中で、PHRの活用が予防医療や健康促進において重要な役割を果たすとされています。政府は、医療のデジタル化を進め、PHRの利活用を推進するための特別な事業を立ち上げました。
その中で、askenとワコールは「SCANBE3Dボディスキャンから始まるヘルスケア体験」という新しいユースケースを設け、両社の強みを生かして、健康づくりに貢献する新サービスを実現しようとしています。
SCANBEとPHRデータの融合
これからのサービス『SCANBE』は、ワコールが展開する3Dボディ計測サービスです。ユーザーは、わずか3秒で3D計測を行うことができ、自分自身の体型をデジタルで可視化できるという利点があります。この3Dデータと、askenが保有するPHRデータを組み合わせることで、ユーザー一人ひとりに最適な健康管理の提案が可能になります。これは、両社にとっても初の試みとなります。
具体的なサービス内容は2024年10月頃に発表される予定であり、その後の展開に期待が寄せられています。私たちの健康をサポートする新たな取り組みがどのような形で実現されるのか、楽しみですね。
ユーザーに寄り添う健康管理
askenは「ひとびとの明日を今日より健康にする」というミッションのもと、ユーザーのニーズに合った食事管理アプリ『あすけん』を中心に、栄養学とテクノロジーを融合させて様々なサービスを展開しています。これを通じて、健康な生活を実現するためのサポートを行っています。
一方のワコールは「私は私を知り、私になる」というコンセプトのもと、インナーウェアの製造・販売を行いながら、3D計測サービスの強化にも力を入れています。ユーザーは自己理解を深め、健康について自らの力で取り組むことができる環境を提供します。
結論
『ワコール』と『あすけん』の連携によるサービスは、これまでにない形のヘルスケアソリューションを提供するものです。PHRデータの活用により、健康習慣の改善や個々のニーズに応じた提案が期待されます。今後、数多くのユーザーがこの新サービスを通じて健康な生活を送り、より良い未来を築く手助けとなることに寄与することでしょう。実施されるサービスの発表を待ちながら、私たちも健康管理に一層意識を向けていきたいものです。