映画館を舞台にしたバレエの新しい楽しみ方
2026年1月23日から始まる、映画館で楽しむバレエ公演『パリ・オペラ座 IN シネマ 2026』。このプロジェクトでは、世界最古のオペラ座であるパリ・オペラ座の舞台が映像として映画館に登場します。複数の名作の中から厳選された2作品を、各1週間限定で全国の劇場にて上映します。
魅惑のバレエ作品
今回の上映では、ルドルフ・ヌレエフの振付による『くるみ割り人形』と、アンジュラン・プレルジョカージュが手がけた現代バレエの名作『ル・パルク』をお楽しみいただけます。パリ・オペラ座バレエの華やかな舞台は、多くの観客に愛されている演目ばかり。特に、『くるみ割り人形』はクリスマスの風物詩として広く知られ、バレエの名作中の名作です。
『くるみ割り人形』は、パリ・オペラ座でのヌレエフ版が特に注目されています。美しい舞台装飾と衣装、そしてスリリングな楽曲とともに、観客を魅了します。主演にはエトワールのドロテ・ジルベールが出演し、特に彼女の演技は見逃せません。また、ギヨーム・ディオップが演じるドロッセルマイヤーと王子の役は、作品の中で重要な役どころを担っています。
一方、『ル・パルク』は洗練されたストーリーで、ロココ時代の貴族社会の恋模様を描いています。特に有名な「解放のパ・ド・ドゥ」の場面では、観客を惹きつける官能的な回転の演技が印象的です。ダンサーたちのしなやかな動きとともに、舞台上での恋愛模様が展開されます。
映像で濃密に楽しむ
映画館での観賞では、細やかなダンサーの表情や豪華な舞台美術を近くで堪能できるため、通常の舞台公演では味わえない迫力があります。特に映画館の音響システムでの大迫力な音楽と共に、目の前で展開されるバレエの世界は、一度見てみる価値があるでしょう。
日本版の予告映像もリリースされており、その中で映し出される名シーンの数々が観客の期待を高めます。映像はダンサーたちの魅力を最大限に引き出し、映画館でこの伝統あるバレエをぜひ体感してみたくなる内容です。クリスマスの季節になったら特に、『くるみ割り人形』の上映は必見です!
さらに、ポスタービジュアルも公開され、パリ・オペラ座の象徴・ガルニエ宮の姿が美しく描かれ、誰もが憧れるフランスのバレエの世界への扉が開かれています。このビジュアルに加え、上映作品の名場面を一目で理解できるビジュアルも魅力的です。
予定されている上映スケジュール
公開日:2026年1月23日(金)~1月29日(木)
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
振付:ルドルフ・ヌレエフ
主演:ドロテ・ジルベール、ギヨーム・ディオップ
公開日:2026年3月13日(金)~3月19日(木)
音楽:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
振付:アンジュラン・プレルジョカージュ
主演:アリス・ルナヴァン、マチュー・ガニオ
この機会に、映画館で贅沢なバレエのひとときをお楽しみください!
観賞料金は一般3,000円、学生2,000円(税込)で、主要な映画館での上映が予定されています。詳しい情報や上映場所については公式サイトを参照してください。