東京都が選定したスタートアップによる課題解決プロジェクト
東京都は、海外都市の課題解決に向けた「キングサーモンプロジェクト」の一環として、2社のスタートアップを選びました。このプロジェクトは、日本のスタートアップが持つ先端技術を駆使し、インドネシアのジャカルタ市とスウェーデンのマルメ市の課題解決を目指しています。
キングサーモンプロジェクトとは
「キングサーモンプロジェクト」は、東京都が主導する事業で、スタートアップと都政の課題をマッチングし、様々な社会問題に対処することを目的としています。今回の「海外都市課題解決コース」では、東京の先進技術を海外で実証する試みがなされています。課題解決を通じて、持続可能な社会の構築に貢献することが目指されています。
今回採択されたのは、株式会社フードリボンとfabula株式会社の2社です。この2社はそれぞれ、ジャカルタ市とマルメ市において具体的なプロジェクトを展開します。
採択されたスタートアップの紹介
株式会社フードリボン
フードリボンは、環境に優しい方法で廃棄物を管理するプロジェクトを実施します。主に、有機廃棄物や混合廃棄物からバイオガスやバイオ炭を生産し、廃棄物を有効活用することを目指しています。
- - 設立年: 2017年
- - 代表者名: 宇田悦子
- - 事業概要: 未利用の農産資源(例:パイナップルの葉)から繊維を抽出し、それをはじめとする様々な素材をアップサイクルしています。
- - 公式サイト: フードリボン
fabula株式会社
fabulaは「ゴミから感動をつくる」というビジョンのもと、食品廃棄物から新たな素材を開発し、家具などに再利用する取り組みを進めています。このプロジェクトは、廃棄物からインテリアアイテムを生み出すことを通じて、持続可能な社会を実現することを目的としています。
- - 設立年: 2021年
- - 代表者名: 町田紘太
- - 事業概要: あらゆる未利用資源の価値を高めることに取り組んでいます。
- - 公式サイト: fabula
今後の展望
この2社によるプロジェクトは、持続可能な都市開発の推進を図ると同時に、現地のコミュニティとの連携を深めていくことが期待されています。今後の進展については、特設ウェブページで随時お知らせしていく予定です。
まとめ
東京都が進める「キングサーモンプロジェクト」は、国際的なインパクトを持つものであり、各国の都市が抱える課題に対して持続可能な解決策を提供することが目標です。今後も、このプロジェクトから多くのアイデアや成果が生まれることを期待しています。