スポーツ観戦の新トレンド
2025-12-01 12:41:41

2024年のスポーツ観戦傾向を分析する新調査結果

スポーツ観戦に関する新たな調査結果



公益財団法人笹川スポーツ財団は、「スポーツ・フォー・エブリワン」を推進するため、2024年に全国の18歳以上の男女を対象とした「スポーツライフ・データ」に関する調査を実施しました。これにより、国内におけるスポーツ観戦の現状や傾向が明らかになりました。調査は2024年6月から7月にかけて行われ、全体の直接スポーツ観戦率は26.2%に達し、前回2022年の調査から6.9ポイントの増加を示しています。

直接観戦が増加の理由とは?



過去の調査結果と比較すると、2018年までは30%台で推移していた直接観戦率が、新型コロナウイルスの影響により2020年には21.8%まで減少しました。しかし、2024年の調査では26.2%と回復の兆しが見えています。これは、コロナ禍の影響を経て多くの人々が再びスタジアムや体育館での観戦を楽しむようになったことを反映していると考えられます。

特に、性別による観戦率では、男性が31.0%、女性が21.5%であり、男性の観戦率が高い傾向が見られました。このような男女の差は、これまでの調査でも確認されてきたことです。

主要種目ごとの観戦率



調査によると、直接観戦したスポーツ種目の中で最も多かったのは「プロ野球(NPB)」で12.1%、次に「Jリーグ」が4.4%、続いて「高校野球」3.5%と続いています。さらに、「プロバスケットボール(Bリーグ)」は2.0%、サッカーは1.7%となりました。

一方で、テレビによる観戦率は79.0%と過去最低を記録しました。特に男性のテレビ視聴率は82.5%と高く、人気のスポーツはプロ野球が47.4%で最も多かったのです。次いでサッカー日本代表試合が36.4%、高校野球36.3%という結果が出ました。

インターネット時代の観戦



近年ではインターネットを通じたスポーツ観戦も増加しており、2024年の調査では24.2%の人々がインターネットを通じてスポーツを観戦しています。特に男性が34.1%、女性が14.2%という性別差が見られます。主要種目としては「格闘技」が6.6%で最も多く、次いでプロ野球が6.2%、メジャーリーグが5.3%でした。

調査結果の意義



この調査結果は、現代のスポーツ観戦の環境と人々の関心がどのように変わってきたかを示す重要なデータです。コロナウイルスの影響を受けた過去3年間を経て、観戦スタイルは直接観戦の増加やテレビ視聴の減少、さらにはインターネット観戦の増加が見られます。

また、公益財団法人笹川スポーツ財団は、これらのデータを活用しながら、今後もスポーツの振興や政策提言に繋げていく意向を示しています。これにより、スポーツを愛するすべての人に向けた新たな提案や企画が期待されます。

まとめ



スポーツ観戦はその形態や視聴方法が多様化しており、今後もさらに進化していくことでしょう。私たち一人一人がどのようにスポーツと関わり、楽しんでいくのかが問われる時代の到来です。2024年の調査結果は、その一端を示すものであり、私たちがスポーツをより身近に感じられる未来に向けた大きな一歩であると言えます。


画像1

画像2

画像3

画像4

会社情報

会社名
公益財団法人 笹川スポーツ財団
住所
東京都港区赤坂1-2-2日本財団ビル3F
電話番号
03-6229-5300

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。