新世代の遠隔臨場を切り拓く骨伝導ウェアラブルカメラの登場
株式会社リモートアシストが、国土交通省の「遠隔臨場の工事検査」に対応した骨伝導イヤホンマイク一体型のウェアラブルカメラを発表しました。本製品は、遠隔支援HDカメラ「リモートアシスト」として、現場作業者の負担を軽減する設計がなされており、すでに多くの現場で好評を得ています。
遠隔臨場の新規要領に対応
2024年3月から適用される新たな実施要領では、完了検査や中間技術検査、さらには工事の実施状況など、多岐にわたる検査が明確な範囲で記載されました。新技術を積極的に活用することで、工事検査がより効率的に行われることが期待されています。
工事検査の新たな取り組み
リモートアシストの製品は、次のような特徴を持っています:
1.
通信の安定性: 自動再接続機能により、電波状況が悪化しても自動的に再接続を試みますが、改善しない場合は一時中断することになります。
2.
録画機能: 発注者が主体で行う形での録画もサポートしており、初期設定では自動的に録画してクラウドに保存されます。
3.
高いセキュリティ: 骨伝導イヤホンマイクにより、音漏れがほとんどないため、部外者への情報漏洩を防ぎます。
4.
スムーズな情報共有: 現場用のタブレットを用意し、書類や図面画像を容易に共有できます。
5.
多機能性: 最大で4台のカメラ映像を同時に表示でき、近接映像と全体映像を同時に確認することが可能です。
山間部での通信確保も
特に通信環境が不安定な山間部においても安心して使用できるよう、10月1日から衛星通信機器とのセットでのレンタルサービスも提供される予定です。このサービスを利用すれば、どんな環境下でも高品質な映像と音声での臨場感を維持できます。
超軽量で使いやすい
このウェアラブルカメラは、なんと重さがわずか52g。頭部に装着することで両手が自由になり、現場での作業が円滑に進められます。ボタン一つで通信が開始できるため、技術に自信のない作業者でも直ぐに使いこなせます。
SaaS型で簡単導入
リモートアシストのカメラは、特別なアプリのインストールを必要としないSaaS型であり、導入は驚くほど簡単に行えます。WindowsやMacのパソコンがあれば、そのまま利用可能です。
コストパフォーマンスも優秀
月額料金は16,500円(税別)で、従来の24ヶ月以上から契約期間が6ヶ月以上に短縮されました。これにより、工期に合わせた利用が可能になり、無駄なコストを省くことができます。
NETIS登録された技術
リモートアシストは、国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」にも登録されており、新技術として認められています。これにより、より多くの現場での採用が促進されるでしょう。
この新しい骨伝導イヤホンマイク一体型ウェアラブルカメラは、まさに現場の必需品とも言える存在です。これにより、将来的な工事検査がより効率的に、そして安心して行えるようになると言えるでしょう。