西武鉄道が進化する、タッチ決済とQRコードで便利な乗車体験

西武鉄道の新たな乗車券システムの導入

西武鉄道株式会社（本社：埼玉県所沢市）は、2024年12月16日から新しい乗車券システムを導入し、タッチ決済によるよりスムーズな移動体験を提供します。この新しいシステムは、クレジットカードやスマートフォンを利用した決済手段を取り入れることで、現金以外の支払い方法にも対応し、利便性を大幅に向上させるものです。

タッチ決済を利用した乗車サービス

新サービスは、タッチ決済に対応したクレジットカードやデビットカード、プリペイドカード、およびそれらが登録されたスマートフォンを使用することができます。こちらは2024年12月16日より、池袋駅を含む21駅で実証実験が開始されます。この取り組みにより、現金やICカードに代わる新たな決済手段が提案され、ユーザーはより快適に電車に乗車できるようになります。

対象駅

タッチ決済が実施される駅は、池袋駅、練馬駅、石神井公園駅、大泉学園駅、保谷駅、ひばりヶ丘駅、秋津駅、所沢駅、飯能駅、西武秩父駅、豊島園駅、西武球場前駅、西武園ゆうえんち駅、西武新宿駅、高田馬場駅、東伏見駅、田無駅、花小金井駅、小平駅、本川越駅、国分寺駅と多岐に渡ります。該当の改札口でタッチ決済が可能で、サービスは相互直通運転を行っている他社線には対応していません。

QRコードの導入

さらに、西武鉄道ではQRコードを利用したデジタル企画乗車券の導入も予定しています。2024年12月16日からは、特定の駅でQRコード対応の自動改札機を導入し、スマートフォンから直接QRコードで入場できるようになります。これにより、乗車券の購入から利用までをスマートフォン一つで完結させられる環境が整います。

DX施策の一環

この一連の取り組みは、西武鉄道が普及を目指すDX（デジタルトランスフォーメーション）施策の一環です。お客さまの生活スタイルが多様化する中で、よりシームレスな移動体験を提供することで、利便性の向上を図っています。2027年までには、全駅へタッチ決済とQRコード乗車券の対応を拡大していくことで、サービスのさらなる向上と環境への配慮も進める予定です。

タッチ決済の特長

タッチ決済は、国際的に認証されたセキュリティ技術を採用しており、端末にカードをタッチするだけで決済が完了します。これにより、迅速かつ安全に支払いができるだけでなく、本人確認の手続きも簡素化されます。参加ブランドには、Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯が含まれています。