資源循環型資材を活用した次世代ビジネスプロジェクト
文化服装学院は、持続可能なファッション産業の実現に向けた未来志向の取り組みを強化しています。2024年1月29日(水)には、同学院と株式会社ワークスタジオが協力し、資源循環型資材を用いた次世代ビジネスプロジェクトの公開プレゼンテーションを開催します。
このプロジェクトは、世界的な環境問題の一つであるファッション産業の衣料廃棄問題に焦点を当てています。特に、文化服装学院ファッション流通高度専門士科の学生が自らの創造性を駆使し、衣料品の再資源化を進めることで新たな価値を生み出そうとしています。サーキュラーエコノミー(循環経済)の実現を目指し、未来のファッション業界に向けて力強い一歩を踏み出すことが期待されます。
背景と目的
ファッション流通高度専門士科ではアントレプレナーシップを重視し、持続可能な社会の構築に貢献するための教育に力を注いでいます。このプロジェクトは2021年度の株式会社ワークスタジオとのコラボレーションに端を発し、教育の側面から社会課題の解決を図ろうとする試みです。学生たちは、ファッション産業が抱える課題を理解し、その解決を通じて新たなビジネスモデルを提示することを目的としています。
プレゼンテーションの内容
プレゼンテーションでは、株式会社ワークスタジオの資源循環型資材『PANECO』が重要な役割を果たします。この資材を用いて、学生たちは次世代のファッションビジネスプランを立案します。ゴールデンサークル理論を活用し、顧客との共感を生むストーリー性のあるプロダクトを提案します。イベントでは、4チームがそれぞれのビジネスプランを発表し、審査員からのフィードバックが行われます。これにより学生たちは実践的な知識と映像的な理解を深めることができるでしょう。
詳細情報
公開プレゼンテーションは、文化服装学院のB館19階にて1月29日(水)の15:00から16:30まで行われます。参加を希望される方は、事前にお車での来校について連絡をいただければ、別途案内いたします。
株式会社ワークスタジオについて
株式会社ワークスタジオは、20年以上にわたり店舗の什器設計と製作を行ってきた企業です。モノ作りの過程で生じる廃棄物を何とか活用し、無駄を最小限に抑える循環するものづくりを目指しています。 1998年に設立されて以来、その理念は変わらず、多くの企業とともに持続可能な未来の創造を目指しています。
文化服装学院について
文化服装学院は1923年の創立以来、日本のファッション界をリードしてきた教育機関です。30万人を超える卒業生を輩出し、国内外で多くの著名なデザイナーやクリエイターが活躍しています。2023年には創立100周年を迎え、その功績が評価されて数々の賞を受賞しました。これらの取り組みは、ファッション教育の質を高めるだけでなく、業界全体の発展に寄与しています。
このような興味深い取り組みを通じて、次世代のファッションリーダーたちがどのように環境問題に立ち向かい、新たな価値を生み出していくのか、非常に楽しみです。