新国立劇場でブルガーコフを語るスペシャルトークイベント開催！

新国立劇場でのスペシャルトークイベント

2024年10月20日、新国立劇場において、ブルガーコフの作品に焦点を当てたスペシャルトークイベントが開催されます。ウクライナ出身の作家であり、20世紀ロシア文学を代表するブルガーコフ。その中でも特に有名な彼の作品『白衛軍』は、1918年のロシア革命の混乱を背景にした物語であり、彼の自伝的要素が色濃く反映されています。

ブルガーコフとは？

ブルガーコフは、ロシア内戦の最中に実際に白衛軍に従軍し、その経験をもとにこの作品を書き上げました。『白衛軍』は1924年に小説として発表され、後に戯曲『トゥルビン家の日々』としても知られています。この作品はその深い人間ドラマと時代背景から「第二の『かもめ』」とも称され、多くの人々に愛されています。

イベントの概要

今回のイベントでは、上村聡史氏（演出）、大森雅子氏（千葉大学大学院准教授）を迎え、ブルガーコフの生涯や『白衛軍』の背景に迫ります。特に、ブルガーコフの作品がいかにして彼自身の体験や思想に基づいているのかを探る内容となっており、参加者にとって新たな発見が期待されます。

イベント詳細

- 日時: 2024年10月20日（日）15：00～16：00（予定）
- 会場: 新国立劇場・オペラパレスホワイエ
- 料金: 無料・自由席（要予約）
- 受付開始: 2024年9月24日（火）10：00～

このような機会は滅多にないため、ブルガーコフと彼の作品に興味がある方はぜひ参加をご検討ください。

『白衛軍』の舞台裏

新国立劇場では、1924年の小説発表から100年を記念したこの舞台を特別に上演する予定であり、アンドリュー・アプトンによる脚本と上村聡史の演出と共に、19名のキャストが壮大な物語を届けます。演出の上村氏は、多くの受賞歴を持つ実力派であり、新国立劇場の演劇芸術参与として活躍しています。

『白衛軍』の舞台では、革命直後のキーウでの家庭のドラマが描かれ、混乱と希望が交錯するさまがリアルに表現されます。トゥルビン家がどのようにその時代を生き抜いていくのか、その行方は見る者の心をつかみます。

新国立劇場は、最高の舞台芸術を提供することに力を入れており、年に約250ステージの公演を行っています。観客が新しいアート作品に触れることができる機会を大切にし続けています。