徳島県初の医療MaaSが海部病院でスタートします

徳島県初の医療MaaS車輌進発式とオープンホスピタル

徳島県では、通院の困難な地域に住む多くの方々を支援するため、来る令和7年11月29日（土）に、医療MaaS車輌の進発式が行われます。このイベントは、徳島県立海部病院にて実施され、特に注目されるのは、オンライン診療に特化した専用車両が導入されることです。当日は、地域住民も参加できるオープンホスピタルイベントも開催され、病院の業務内容と、この新たな医療サービスについての理解が深まることを期待しています。

1. 医療MaaSとは

医療MaaS（モビリティ・アズ・ア・サービス）は、患者がその最寄りの医療機関へのアクセスを簡素化するための、新しい形の医療提供手段です。専用の医療MaaS車輌は、病院とリアルタイムでつながるカメラを搭載しており、医療スタッフが訪問診療を行います。これにより、通院が困難な方々も、自宅近くで安心して医療を受けることが可能になります。

2. 参加する自治体と医療機関

本プロジェクトには、徳島県及びその周辺の町々、具体的には那賀町、牟岐町、美波町、海陽町が参加しています。また、以下の医療機関も協力しています：

- 徳島県立海部病院
- 那賀町立上那賀病院
- 那賀町国民健康保険日野谷診療所
- 那賀町国民健康保険木沢診療所
- 那賀町国民健康保険木頭診療所
- 美波町国民健康保険美波病院
- 美波町国民健康保険日和佐診療所
- 海陽町立海南病院
- 海陽町宍喰診療所

これらの医療機関は、地域住民に対し、必要な医療を身近で提供できるように連携を深めていきます。

3. 医療MaaS車輌進発式の詳細

進発式は、令和7年11月29日（土）午前11時から12時30分まで、徳島県立海部病院の駐車場ロータリーで行われます。式典では、テープカットを皮切りに、医療MaaS車輌の運行開始を祝うデモンストレーションが行われる予定です。

4. オープンホスピタルの内容

進発式の後、午後3時までは「オープンホスピタル」が開催されます。このイベントでは、医療MaaSの試乗体験や病院コンサート、スタンプラリー、さらには「飛び出せ！文化の森」ユニバーサル・ミュージアムなど、多彩なプログラムが用意されています。

5. イベント参加に関する注意事項

イベント当日は、天候や進行状況により、プログラムが変更される場合がありますので、参加者はあらかじめご了承ください。

取材をご希望の方は、事前に徳島県立海部病院事務局の「経営・情報担当」までご連絡ください。初回診療は、12月初旬から始まる予定です。

この新たな試みは、徳島県の医療環境を大きく変える一歩となるでしょう。地域の皆さん、ぜひ足を運んで、新しい医療サービスを体験してみてください。