4wayオールフロントT
2022-06-13 19:30:01
発達障害の子どもたちを支える「4wayオールフロントTシャツ」の新展開
日本では近年、子ども人口が減少する一方で、発達障害と診断される子どもの数が増加しています。具体的には、2006年には7000人余りだった発達障害の認定は、2019年には7万人を超え、その数は驚くべき10倍以上に達しました。この傾向の背後には、運動機能や感覚過敏に関するさまざまな課題を抱える子どもたちがいるのです。例えば、手先が不器用で着ることが苦手だったり、特定の素材に敏感なために、毎日の着替えがストレスになっていることがあります。
そんな悩みを解消するために、令和2年4月に「fukufuku312」は「オールフロントTシャツ」を発表しました。このTシャツは、表裏や前後を考えずに着ることができる設計がなされており、着替えに不安を持つ子どもたちに自分で着る楽しさを提供しています。このプロジェクトでは、さらに大人向けのサイズが登場し、より広い層の方々の生活をサポートできるよう拡大しつつあります。
商品の開発には、マキカンパニーの協力を得ており、発達障害の方だけでなく、着脱に困難を感じるお子様や目の不自由な方、さらに一人で着替えることが難しい方々にも適しています。これにより、身幅やアームホールがゆったりしたデザインを採用し、快適に着られる Tシャツが生まれました。
オールフロントTシャツの特徴は、腕の着脱が容易な広めのデザインに加え、縫い目を「折り伏せ縫い」で処理しているため、どちらの面も使える利便性がある点です。素材には肌触りの良いダンボールニットが使用されており、柔らかさと伸縮性を兼ね備えつつ、見た目も上品に仕上がっています。サイズも子ども用から大人用まで幅広く展開され、全7色から選べるため、裏表で異なるデザインを楽しむことも可能です。
fukufuku312の代表である前田香さんは、自ら発達障害の子どもを育てているママデザイナーです。彼女は日々の生活の中で、服に関する悩みがどれほど親子にとって大きな負担であるかを深く理解しています。「自分で着られた」という経験を通じて、子どもたちの自尊心を育て、同時に親や支援者の負担を軽減することを目指して、このTシャツを開発しました。
さらに、最近では和歌山のイオンモールにて、オールフロントTシャツの催事を開催することが決定しました。このイベントは、実際に製品を手に取り、全てのカラーとサイズを見て触れる貴重な機会となります。開催期間は6月23日~6月26日の4日間です。
このように、fukufuku312は、発達障害の子どもたちだけでなく、広くあらゆる方にとって快適で使いやすい服を通じて、より良い社会の実現に向けて活動を続けていきます。
会社情報
- 会社名
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株式会社マキカンパニー
- 住所
- 和歌山県和歌山市梅原301
- 電話番号
-
073-488-5906