新システム「テブラピック」
2024-02-20 10:00:03
ウェアラブル技術でピッキング作業を効率化する新システム「テブラピック」
新しいピッキングシステム「テブラピック」とは
株式会社エム企画が開発した「テブラピック」が、2024年3月1日から株式会社セイブにて運用されることになりました。このシステムは、ゼブラ株式会社のウェアラブル端末「WS50」を利用したデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するピッキングシステムです。食材のピッキング作業がこの技術によって大きく進化します。
テブラピックの特徴
「テブラピック」は、従業員がウェアラブル端末を手に装着し、指先での操作によってQRコードをスキャンしながらピッキング作業を実施することが可能です。この点が従来の手持ちハンディターミナルを使用した方法と異なり、ピッキング作業とスキャンを一つの動作で行えるため、業務の効率化が期待されています。特に、作業の速度を格段に向上させることができ、従業員が動く空間を最小限に無駄なく使用できるのもポイントです。
付属のバックオフィスシステムを活用することで、リアルタイムでピッキング状況が把握でき、スキャンミスや誤操作を速やかに発見する効果が期待されています。これにより、セイブが抱えるピッキングミスによるリスクを減少させる役立つ存在になるでしょう。
システム概要
1. 効率的な作業を実現
「テブラピック」の最大の特長は、両手を自由に使いながらピッキングとスキャンを同時に行えるところです。これにより作業効率が著しく向上し、様々な形状やサイズの食材を扱う際においても柔軟に対応できる仕組みが整っています。また、ピッキングメニューの変更も、自動的にスキャンによってトリガーされるため、手動での操作は最小限にとどめられます。
2. リアルタイムでの可視化
このシステムのもう一つの利点は、バックオフィスとの連動です。ウェアラブル端末がバックオフィスシステムと連動することで、ピッキング状況を視覚化でき、記録を基に分析や改善活動を行うことが容易になります。各部署や取引先ごとのピッキング状況も一目で確認できるため、問題点の把握がよりスムーズになるでしょう。
3. ピッキングの標準化
「テブラピック」は誰でも扱いやすく設計されており、一定以上の成果を出すための基準が設定されています。そのため、従業員間のスキル格差によって生じる作業品質の不均一を解消することが期待されています。これは特に、新入社員や経験の浅いスタッフにとって大きなアドバンテージです。
4. 研修時間の短縮
「テブラピック」のシンプルなヒューマンインターフェースは、初めて作業を行う従業員でも抵抗なく使用できる設計となっています。従来の複雑な操作に比べて、研修に要する時間も短縮できるため、チーム全体の作業効率を維持されることが見込まれます。
導入背景
セイブは、注文された商品を母体となる配送先ごとに集品する際に、人的作業が必須でした。しかし、多数の食材を1年間通じて集品するなかで、商品の過不足や誤配送といったリスクが多く存在します。「テブラピック」を活用することで、ヒューマンエラーを最小化し、作業の正確性と効率を向上させる狙いがあります。
まとめ
この新しいピッキングシステム「テブラピック」は、食材のピッキング作業に特化した設計により、作業の効率化・正確性向上を実現します。私たちの仕事環境におけるDXを進める大きな一歩となるでしょう。株式会社エム企画は、今後も顧客の課題解決に向けたソリューション提供を続けていきます。
会社情報
- 会社名
-
株式会社エム企画
- 住所
- 福岡県福岡市中央区荒戸1-1-6福岡大濠ビル3F
- 電話番号
-
092-735-7898