新たなデザインの教科書が登場
翔泳社から、デジタルプロダクトデザインの教科書『デジタルプロダクトデザインの教科書』が発刊されることが発表されました。この書籍は、デジタルプロダクトデザインにおける実践的な手法を解説しており、特にUXデザインからビジネスに直接的な影響を与える方法を学びたい方に最適です。著者である菅沼祥太郎氏は、株式会社Artefactの代表取締役であり、デザインメディア「unprinted」の編集長を務めている実績を持ちます。
新レーベル「UODB」の展開
この書籍は、翔泳社が立ち上げた新たなレーベル『UODB(User Oriented Design Books)』の初刊として刊行されます。シリコンバレーなどの先端企業で注目されるデジタルプロダクトデザインの手法が体系化されており、モバイルアプリやWebサービスにおける戦略的デザインの重要性が強調されています。
ビジネスインパクトを意識したデザイン
今、UXデザインの重要性は広く認識されており、多くの企業で専門のデザイナーたちが活躍しています。しかし、一定のユーザー体験を提供することが前提となった今、単なるデザイン技術だけでは競争優位性を生むことが難しくなってきています。デザインの成果がビジネスの結果にどう結びつくのか、その道筋を明確にすることが本書の狙いです。
著者は、論理的思考に基づくデザインプロセスやデータ分析の実践方法、次のアクションに繋がるリサーチ設計等を解説し、ビジネス的視点からの段階的アプローチでデジタルプロダクトデザインの実用性を訴えています。
初学者から経験者まで役立つ構成
この書籍では、初心者向けに専門用語や背景情報が丁寧に説明され、豊富な挿絵と共に基礎から体系的に学ぶことが可能です。また、経験のあるデザイナーには新たな視点を提供し、長期的にキャリアに貢献する内容となっています。各章には具体的な事例や実践的なヒントも豊富に盛り込まれています。
ケーススタディで実践的な学びを
毎章の終わりには、実際のプロダクトデザインの現場での活用方法を示すケーススタディが紹介されています。このプロジェクトの流れに沿って、プロジェクト設計、プロダクトリサーチ、プロトタイピング、インタラクションデザイン、効果検証といったステップを学ぶことができます。
実務で使える特典テンプレート
書籍を購入すると、実務に活用しやすくするために、様々なテンプレートも提供されます。デザインツール「Figma」で編集可能なものや、手書きで使用できるPDF版が用意されており、実践的なデザイン手法を実際のプロジェクトに即座に応用できます。
特典テンプレート一覧
- - プロジェクト設計
- - ユーザーインタビュー設計
- - ユーザージャーニーマップ
- - ペルソナ設定
- - KA法
- - KJ法(Figma版のみ)
- - フィードバックセッション分析
- - インタラクションデザイン評価マトリックス
- - オブジェクトマッピング(Figma版のみ)
- - デザインデシジョンログ
書籍情報
- - 書名: 『デジタルプロダクトデザインの教科書』
- - 著者: 菅沼祥太郎
- - 仕様: A5判 / 272ページ
- - 発売日: 2025年11月12日
- - 税込定価: 2,530円(本体2,300円)
- - ISBN: 9784798190884
- - 発行: 株式会社翔泳社
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