ラング氏の大林賞受賞
2018-12-18 15:00:15
元フランス文化大臣ジャック・ラング氏が大林賞を受賞し講演を行う
元フランス文化大臣 ジャック・ラング氏が大林賞を受賞
元フランス文化大臣のジャック・ラング氏が「大林賞」を受賞し、記念講演及びシンポジウムを行いました。このイベントは、都市の未来に指標を与えた研究者を表彰する「大林賞」の一環として、東京藝術大学で開催されました。
大林賞受賞の背景
ラング氏は、フランスの文化政策において重要な役割を果たしてきた実績が評価されての受賞です。特に彼は、文化の地方分権やグラン・トラボー事業の総指揮を行い、文化の再生に寄与してきました。講演では、「大林賞を受賞でき、大変光栄です」と語り、その成果に自信を見せました。
受賞を受けての講演では、かつての日本の安倍首相との対話についても触れ、「日本の文化政策に革新をもたらす可能性を感じた」と述べ、今後の日本の文化再生に期待を寄せました。
パネルディスカッションの模様
講演後は、東京藝術大学の教授やアーティストによるパネルディスカッションが行われました。ここでは、ラング氏がフランスで経験した文化政策に関する意見が交わされ、日本の文化再活性化に向けた示唆が得られました。
ラング氏は過去の成功とその際の困難について話し、「国家は文化に投資することが未来の信頼に繋がる」と強調しました。講演を通じて、文化と経済を左右する重要な要素としての文化投資の重要性が浮き彫りになりました。
文化政策の熱意
また、ラング氏は、「文化は幸福や自己実現の源であり、その投資は人々の生活を豊かにする」と述べ、文化に対する情熱を語りました。この情熱が、参加者にさらなるインスピレーションを与えることとなりました。
クローン文化財の見学
シンポジウム前に、ラング氏は東京藝術大学で制作されたクローン文化財を見学しました。高精度で再現された釈迦三尊像に感動した様子が印象的でした。このような文化的活動は、技術と伝統の融合を示す好例と言えます。
結論
大林賞受賞記念講演及びシンポジウムは、文化政策の未来に向けた重要な意見交換の場となりました。ジャック・ラング氏の経験に基づいた洞察は、日本の地方再生と文化活性化の進展に向けた新たな道筋を示唆するものであったと言えるでしょう。日本における文化政策の一定の方向性が示されたことは、多くの参加者にとって意義深い経験だったに違いありません。
会社情報
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東京藝術大学
- 住所
- 東京都台東区上野公園12-8
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