ヘンケルが新たに開発したハイブリッド接着剤LOCTITE4090
ヘンケルが手掛けた最新のハイブリッド接着剤、LOCTITE4090が登場しました。この新しい製品は、優れた耐衝撃性や耐熱性を持ち、さまざまな素材に強力な接着力を提供します。これは従来の接着剤の枠を超えて、新たなアプリケーションや解決策を切り開くものとなっています。
LOCTITE4090の特長
LOCTITE4090は過酷な環境や困難な条件での使用にも対応できる性能を備えています。温度範囲は-40℃から150℃まで対応しており、150℃までの耐熱性を持っています。さらに、優れた耐衝撃性や耐湿性を有し、最大5mmのギャップを充填できる能力も兼ね備えています。
この接着剤は金属、プラスチック、ゴムなど、さまざまな素材との相性が良く、特に次のような特性があります:
- スチール(グリットブラスト加工済):
17 N/mm2
- アルミニウム(エッチング処理済):
13 N/mm2
- ポリカーボネート:
6.9 N/mm2
LOCTITE4090は、設計や組立の新しい方法を模索する際、一つの強力なソリューションとして特に注目されています。マーケティング部長のマイク・クエイル氏は、この製品が接着剤業界の競争が激化する中で生まれたものであることを伝えています。彼は「生産コスト削減と新しい設計・組立の問題に対するソリューションが急務である今、従来のアプローチを超える全く新しい接着剤を開発しました。この製品は、これまでの接着剤では難しかった条件に対応するものです」と説明しています。
ヘンケルの企業哲学
ヘンケルは1887年に創立され、ランドリー&ホームケア、ビューティーケア、アドヒーシブテクノロジーズの分野で事業を展開しています。特に、「Persil」や「Schwarzkopf」、「Loctite」といったブランドで知られ、世界でのマーケットリーダーの地位を確立しています。従業員数は約47,000人を超え、2013年度の売上は163億5千5百万ユーロに達しています。
同社の優先株は、ドイツ株式指数DAXにも含まれており、信頼性と安定性がある企業としての評価を得ています。新型接着剤の登場により、ヘンケルは今後も様々な分野での革新が期待されます。
詳細情報については、
ヘンケルの公式ウェブサイトをご覧ください。