地域を支える奨学金制度
2019-08-19 14:00:43
再春館製薬所が地域活性化に向けて奨学金制度を設立
地域を支える新たな取り組み
再春館製薬所は、熊本県内の若者を支援することを目的に「再春館くまもと奨学金制度」を設立しました。この制度は、2020年4月からの貸与開始に向けて2019年10月1日から応募を受け付けており、地域社会の発展を目指しています。この取り組みの背景には、地方圏からの若者の流出が深刻な問題として浮上しています。
地方から都市へ流れ続ける若者たち
近年、地域よりも都市圏へ移住する若者たちが増加しており、この傾向は今後も続くと予測されています。特に、2030年には日本の高齢者が増加し、地域が衰退していく恐れが指摘されています。再春館製薬所はこれに対抗し、地元に魅力を感じてもらうために学びと雇用をサポートすることを決意しました。
奨学金制度の詳細
「再春館くまもと奨学金制度」では、地元の大学や専門学校に通う学生を対象としています。具体的には、以下の条件に該当する方が応募可能です。
1. 熊本県内の教育機関に在学する学生
2. 高校3年生で県内大学への進学予定者
共通して、卒業後に熊本県内の企業に就職する意志を持ち、世帯年収が700万円以下で、学業成績が優秀であることが求められます。ここでの貸与額は月5万円で、貸与期間は正規の修学年限にわたります。また、卒業後は無利子で返還を行う必要がありますが、県内企業で5年務めることで返還額が半減する特典があります。
地域経済の発展に寄与
再春館製薬所は、この奨学金制度を通じて、若者の学びを支援し、熊本県内に人を留めることを目指しています。地元企業としての役割を果たし、健全な雇用を生み出すことで地域の発展に寄与したいと考えています。
さらに、再春館製薬所に就職し5年勤続した場合には、貸与総額が全額免除される特典も設けられています。
会社の背景
再春館製薬所は、基礎化粧品「ドモホルンリンクル」で知られる製薬会社で、熊本県に本社を置いています。自社工場を持ち、安心・安全な製品が全国へ、さらには国際的にも展開されています。这样的取り組みは、単に企業活動を超え、地域全体を支えるものとなっています。
このように再春館製薬所は、地域の未来を見据え、若者たちを応援するために奨学金制度を設立したことで、地方の活性化に向けた意義深い一歩を踏み出しました。
会社情報
- 会社名
-
株式会社 再春館製薬所
- 住所
- 熊本県上益城郡益城町寺中1363-1
- 電話番号
-
096-289-4444