五十嵐威暢が待望の個展を開催！アトリエからの蔵出し作品が登場

五十嵐威暢が贈るアートの饗宴

日本を代表するグラフィックデザイナーであり彫刻家の五十嵐威暢が、2024年10月25日から11月16日まで東京・南青山のvoid+にて個展を開催します。この個展では、五十嵐がアトリエで温めてきた作品群を初めて一般公開、販売する機会が提供されます。特に1970年代から90年代に制作された貴重なオリジナルポスターや、手書きの版下作品、彼の彫刻家としての転身後に制作された彫刻作品が集結します。

五十嵐威暢のデザインの軌跡

五十嵐は、70年代から活動を開始し、文字を立体的に表現する作品で注目されてきました。その独自のスタイルは、数々の雑誌の表紙、ポスター、レコードジャケットなどで見ることができ、国内外で高く評価されています。彼の作品はニューヨーク近代美術館を含む30を超える公立美術館にコレクションされている実績もあります。展覧会では、五十嵐が手がけた『MoMAポスターカレンダー』や『PARCOカレンダー』、さらには世界デザイン博覧会の公式ポスターなど、彼の名作が一堂に展示されます。

展覧会の見どころ

本展では、特にその時代を代表する作品が並び、それぞれが歴史的な背景を持っています。例えば、ポスターの中には「サマージャズフェスティバル」のポスターや、「こもれびシリーズ」が含まれ、観客がその時代の空気を感じ取りながら芸術に浸ることができる空間が広がります。また、『Paper Love』という新作彫刻も展示され、様々な形に切り抜かれた紙を重ねることで構成された作品は、五十嵐の独自の表現力を感じさせます。

特別販売とオンライン先行予約

さらに、今回の個展では、1984年から91年にかけて製作された『MoMAポスターカレンダー』がオンラインショップで先行販売される予定です。このカレンダーは、使用される数字が毎年異なる工夫が施されている特別な作品であり、五十嵐のクリエイティブな挑戦を象徴するアイテムとなっています。デザイナーとしての探求心や、アーティストとしての発明の精神を体現したカレンダーを手に入れる貴重なチャンスです。

会場情報

個展は、東京都港区南青山3-16-14のvoid+にて開催され、入場時間は12時から19時まで（10月25日だけは17時まで）となります。主催はAzone+Associatesで、協力にはモリデザイン株式会社が名を連ねています。また、日曜と月曜は定休日となっているため、訪問を予定している方はご注意ください。

五十嵐威暢のデザインは、手作業で作られる拘りのある作品が特徴です。彼は身体を使い、素材と対話をしながら形を生み出してきました。この個展を通じて、五十嵐の集大成とも言える作品の数々に触れてみてはいかがでしょうか。アートの魅力を再発見するきっかけとなる貴重な展覧会となることでしょう！