新型注射針の登場
2014-04-14 13:17:31

医療従事者の安全を守る新型注射針の登場について

医療従事者の安全を守る新型注射針の登場



近年、糖尿病治療におけるインスリン注射への需要が急増し、それに伴って医療従事者にとっての安全性がますます重要視されています。そこで、BD社が新たに発表したのが「BD オートシールド™ デュオ」です。この製品は従来の「BD オートシールド™ 1.5」をさらに進化させた商品であり、医療従事者の針刺し損傷を防ぐための強力な機能を備えています。

新型「BD オートシールド™ デュオ」の特徴



「BD オートシールド™ デュオ」は、注射を始める前から注射が終わった後まで針をしっかりとカバーする安全機構を採用しています。具体的には、患者側の針カバーが透明になっているため、針が確認しやすくなりました。このディテールの改良は、医療従事者にとって非常に重要であり、注射の際の緊張感を軽減する効果も期待できます。

さらに、注射済みのペン型注入器を取り外した後、後針側に設けられたカバーは自動的にスライドする仕様により、注射後の安全性を高めています。この二重の安全機構により、医療現場での針刺し事故を一層防止することが期待されています。

糖尿病と針刺し事故の現状



糖尿病は日本国内で急速に増加している疾病の一つであり、入院患者のうち17%がこの病を抱えています。そのため、医療現場では看護師が患者にインスリン注射を行う際に発生する針刺し損傷のリスクが高まっています。この問題は、医療機関にとって大きな経済的損失や、受傷者およびそのご家族に精神的な負担をもたらす重大な課題となっています。国際的には、アメリカでは針刺し損傷を防ぐための安全器材の使用が義務付けられており、日本でもその動きが広まっています。

医療従事者の針刺し損傷を防ぐために、BD社は2000年代の初頭に日本初の針刺し損傷防止機構付きのインスリン注射用注射針を発売しました。これまで多くの声を受けて開発された「BD オートシールド™ デュオ」は、医療従事者の安全をより強力にサポートすることを目指しています。

未来への展望



BD社のダイアベティーズケア事業部の事業部長、南湖淳氏は「インスリン注射での針刺しを防ぐための手段として、私たちは新たな製品を開発しました。これにより医療従事者の皆様の安全に貢献できることを嬉しく思います」と語っています。今後もBD社は医療従事者の声を反映させながら、糖尿病治療に最適な製品の開発に取り組み続けることを宣言しました。

「BD オートシールド™ デュオ」は、その革新的な機能により、医療の現場での安全性を向上させるための重要なアイテムとなることでしょう。皆様に安心してご利用いただくために、引き続き最適なソリューションを提供していく所存です。

会社情報

会社名
日本ベクトン・ディッキンソン株式会社
住所
東京都港区赤坂4-15-1赤坂ガーデンシティ
電話番号
0120-8555-90

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