韓国の急成長中の中古ブランド品プラットフォーム、FAPIS(ファピス)がこのたび、シリーズAブリッジラウンドでの資金調達を完了したと発表しました。この資金調達には、韓国の著名なVCであるスマイルゲートインベストメントおよびスパークラボが参加しており、具体的な調達金額は明らかにされていません。
FAPISの最大の特長は、自社のオンラインプラットフォームを活用して、韓国国内の一般消費者から直接ブランド品を買い取ることができる独自のソーシングシステムです。このシステムにより、月間での売却申込件数は7,000件を上回り、買い取り受付件数においても韓国のオンライン市場でトップを誇ります。
同プラットフォームは、日本市場に流通していなかった韓国の在庫プールを提供することができるため、特に競争力があります。従来の日本のオークション市場では業者間での在庫の重複が問題でしたが、FAPISは他社とは異なる商品選定を行うことで、この課題を克服しています。また、最終消費者からの直接買い取りにより、無駄な流通段階を排除し、より競争力のある条件で商品を提供できます。
品質についても、FAPISは全商品を熟練した鑑定士による検品と自社のAIシステムによる二重チェックを行っています。商品ごとにコンディション等級を示すN/S/A/Bを付与し、状態情報は写真と共に公開されるため、消費者には安心できる情報が提供されています。実際、正規品関連のクレームは一切発生していないことから、信頼性の高い運営がなされていることが伺えます。
FAPISでは、シャネルやエルメス、ルイ・ヴィトン、グッチといった一流ブランドのハンドバッグ、財布、時計、ジュエリーなどを取り扱っており、常時1,000点以上の在庫を確保しています。今後、買い取り受付の増加に伴って在庫も急速に拡大し、年末までには5,000点を見込んでいるとのことです。
FAPISは、韓国国内だけに留まらず、欧州や日本、中東、米国などの中古ブランド品リセラーと取引を行っており、今年の取引額は100億ウォン(約10億円)の突破が期待されています。
日本市場への進出も視野に入れており、すでに「JM Associates株式会社」という日本法人を設立しています。古物商の許可も得ており、日本法に基づいた適正な取引体制を整えることで、日本のバイヤーとの取引も即座に開始できる状態が整いました。
FAPISのキム・ジョンミン代表取締役社長は、「日本は中古ブランド品の流通において重要な市場であり、我々は韓国の消費者から得た未発表の在庫を最高の条件で提供できるよう努力します」とコメントしています。また、今回の資金調達は在庫確保と日本への供給拡大に充てられる方針です。
スマイルゲートインベストメントのソン・ジウォン常務は、「差別化された供給競争力を持つことに成長の期待を感じた」と述べ、FAPISの実績を高く評価しているとのことです。さらに、スパークラボのキム・ホミン代表も、FAPISのグローバル展開における高い成長可能性に注目し、投資に参加した理由を説明しています。
FAPISは、今後も日本を含む国際市場でのさらなる成長が期待される企業であり、特に日本市場における動きには大きな注目が集まっています。これから日本のバイヤーとどのような関係を築いていくか、その展開に期待が高まります。