MATHコン2024
2024-08-08 13:35:34

MATHコン2024がいよいよ始動!算数・数学の自由研究作品コンテスト

算数・数学の自由研究作品コンテスト『MATHコン2024』の開催



公益財団法人日本数学検定協会が協賛する「塩野直道記念 別名『MATHコン』」が今年も開催されます。これは全国の小学生から高校生を対象に、算数や数学を駆使して日々の疑問や新たな課題に挑む作品を募集するものです。2024年度、第12回目となるこのコンクールは、参加者が自らの視点で研究を行い、その成果をレポートにまとめて競います。

MATHコン2024の概要


「MATHコン2024」の応募作品の受付は、2024年8月20日から始まり、9月6日に締切が設定されています。特に優れた作品には「日本数学検定協会賞」が授与され、受賞者は2024年12月に行われる特別な表彰式にて称えられます。これは、協会が9年連続で継続している取り組みです。

さまざまなテーマが集まる


このコンクールは、具体的なテーマを持たず、参加者が自由にテーマを選ぶことができます。地域社会の問題や日常生活で感じる疑問など、どんなテーマでも歓迎され、毎年多様な作品が集まります。この自由な発想が、参加者の創造性を引き出し、算数・数学に対する興味を高める要素となります。

優れた作品には「日本数学検定協会賞」


すべての応募作品の中から、特に優れた研究を行った作品には「日本数学検定協会賞」が授与されます。昨年とは異なり、今年度も多くの学生が自身の見解を基にした新たな研究テーマに挑戦してくれることを期待しています。2024年度の応募作品発表は12月末に行われ、受賞者には特別な表彰式が待っています。

昨年度の受賞作品とは?


2023年度に選ばれた「日本数学検定協会賞」は、長野県の中学3年生、宮澤希成くんが受賞しました。彼は、動的幾何ソフト「GeoGebra」を使用して、複素数記数法によるフラクタル図形の研究に取り組み、その先進的かつ創造的なアプローチが評価されました。

フラクタルは、自然界によく見られる形状であり、植物の枝や地形などで観察される特徴を持っています。引き続き、このように実践的で新しい視点からの研究が奨励されていることに注目したいです。

参加方法や審査について


応募資格は小中高生(海外の日本人学校を含む)で、グループ応募も可能です。ただし、グループは同じ学年、同じ学校内でのチーム編成に限られます。審査は学年ごとに行われ、小学生は低学年と高学年に分けられ、中学生・高校生の部門で全体を通して評価されます。

数検の重要性とその背景


「MATHコン」の運営を行っている日本数学検定協会は、「数検」などの技能検定を通じて算数・数学の学習への理解を深める活動も進めています。この取り組みは、数1992年からの歴史を持ち、現在では数十万人の参加者に支えられています。学びの楽しさや重要性を広める役割も担い続けています。

ぜひ、未来の研究者たちが「MATHコン2024」に参加し、算数・数学に対する感性を試してみることを期待します。参加を通じて得られる経験は、きっと自らの学びに大きな影響を与えることでしょう。


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公益財団法人 日本数学検定協会
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