NEDOがBioJapan2024に参画
日本のイノベーションをけん引する国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構、通称NEDOは、10月9日から11日にかけて開催される『BioJapan2024』に出展します。昨年に続いて、NEDOは産学官連携の力を結集し、バイオ分野における最先端の研究開発や成果を一般に紹介。これにより、社会が直面するさまざまな課題の解決と経済成長、その両方の実現を目指しています。
展示テーマは「バイオ×デジタルで広がる明るい未来」
NEDOのブースでは、「バイオものづくり」、「燃料・エネルギー」、「デジタル・ヘルスケア」の三つのカテゴリーで、バイオ分野をリードする全33のプロジェクトが披露されます。ここでは、基盤研究から実用化に向けた進展に至るまでの取り組みが紹介され、特に持続可能な航空燃料(SAF)やウイルス検出技術、VR技術を利用した分子シミュレーション体験など、多岐にわたります。
各カテゴリーの詳細
バイオものづくりゾーン
このゾーンでは、微生物や植物の力を最大限に引き出す物質生産技術が中心的なテーマです。持続可能な原料や製造方法を追求し、高付加価値製品の生産を可能にすることで、社会的な課題を解決します。NEDOは、これに向けた基盤技術の開発や、大規模な実証研究を進めており、その成果もブースで紹介されます。具体的には、リアクターや製品サンプルなどの展示が行われます。
燃料・エネルギーゾーン
このエリアでは、バイオマスを利用した燃料生産の取り組みが紹介され、木質や非食用植物からの持続可能な燃料であるSAFの研究と開発が焦点となります。これにより、環境への配慮がなされたエネルギー供給が模索されています。
デジタル・ヘルスケアゾーン
ウイルス検出に役立つバイオセンサーや、触覚によるフィードバックを活用したウェアラブルデバイス、またVRを活用した分子のシミュレーションなど、最先端のデジタル技術とバイオが交差する成果を展示します。これにより、健康管理に新しいアプローチが可能となるでしょう。
NEDOの概要
NEDOは、2003年に設立された国立研究開発法人で、神奈川県川崎市に本部を置いています。最新の技術開発を推進し、国内外でのイノベーションを支援するために、約1,525名の職員が在籍。2024年度の予算は約1,828億円に達します。
NEDOの取り組みは、産業界だけでなく、一般の人々にも広く理解されることを目指しています。もしBioJapan2024に参加される予定があれば、ぜひNEDOのブースに立ち寄り、最前線のバイオ技術を体感してみてください。詳しくは
NEDOの公式イベントページをご覧ください。