尼崎市出屋敷駅エリアの魅力を引き出す公民連携プロジェクトが始動

尼崎市出屋敷駅エリアの街づくりプロジェクトが始動

兵庫県尼崎市の出屋敷駅周辺で、地域の魅力を高めるための公民連携プロジェクトがスタートしました。このプロジェクトは、株式会社GRACE TERRAが主導し、地元住民や尼崎市とも協力して進められています。代表の松本優賀氏は、元々この地域で育ち、愛着のある地元を住みやすい魅力的な街にしたいという強い思いを持っています。

プロジェクトの背景

松本代表は、地元である尼崎市の出屋敷地域を「自分たちの手で創り上げたい」という思いから公共の場を整える活動を始めました。特に、出屋敷地域においては様々な地域課題を理解し、住民たちと共にこの土地をもっと良くする取り組みを行っています。その一環として、駅前の清掃活動を始め、地元住民の意識を高めていくことを目指しています。

尼崎市もさまざまな地域の活性化を推進しており、出屋敷地域でも市職員たちの有志グループが「出屋敷エリアマネジメント推進チーム」を立ち上げました。このチームは、松本代表らの主催する清掃活動やタウンミーティングに参加し、地域の母体として意見交換を行ってきました。

ペインティングイベントの実施

公民連携プロジェクトの第一弾として行われたのが、阪神出屋敷駅前でのペインティングイベントです。11月13日土曜日の早朝、地域の子供連れの家族や学生ボランティアが参加し、公共物の美化作業を行いました。このイベントでは、専門業者の指導のもと、腐食が見られる柵や手摺りを綺麗に塗り直す作業が行われました。参加者たちは、作業を通じて楽しそうに会話を交わし、笑顔が溢れる時間を過ごしました。さらに、当日は尼崎市の稲村和美市長も訪れ、地域住民との交流を深めていました。

公民連携の意義

公民連携とは、行政と民間が協力して公共サービスを提供する仕組みです。これを超えて、株式会社GRACE TERRAが目指すのは、地域住民が実際に参加し、街づくりに貢献することです。参加を通じて住民自身がその過程を実感し、地域愛を育むことが重要だと考えています。今後も定期的にイベントや清掃活動を行い、出屋敷・尼崎の地域振興に寄与していく方針です。

未来への展望

株式会社GRACE TERRAは、今後も尼崎市出屋敷駅前でペインティングイベントや様々な地域活動を継続していく計画です。今後のイベントとして、2021年11月20日（土）にも再びペインティングイベントを予定しており、地域コミュニティの活性化が期待されています。

出屋敷エリアマネジメント推進チームのリーダー、大前仁哉氏は、このプロジェクトを通じて「ひと咲きまち咲きあまがさき」というキャッチフレーズが実現することを目指しています。地域住民が協力し合い、出屋敷駅周辺がますます住みやすい街へと進化していくことが期待されています。