水谷豊×岸部一徳×檀れいが贈る新作『無用庵隠居修行8』
エンターテイメント時代劇の代表作として知られる『無用庵隠居修行』が、待望の第8弾を迎えます。2024年9月23日、BS朝日で放送されるこのシリーズは、水谷豊、岸部一徳、檀れいの3人が再び集結し、笑いと感動を織り込んだストーリーを展開します。
この作品は、直木賞を受賞した作家・海老沢泰久の短編時代小説を原作にしており、初放送は2017年。以降、毎年1回のペースで新作が発表されるなど、多くのファンから支持を受けてきました。シリーズの特色は、庶民や下級武士の日常に潜む人間模様を描き、その中で様々な「事件」が絡んでいる点です。
ストーリーの概要
今回の物語では、主人公の日向半兵衛(水谷豊)が、かつての旗本の暮らしを手放し、用人の勝谷(岸部一徳)と共に新たな生活を送ります。半兵衛は江戸で起こる犯罪や社会問題に対し、勇気を持って立ち向かいながらも、日常生活を楽しむ様子が描かれます。
物語の中では、江戸の町を騒がせる火付盗賊を使用した強盗団が問題となります。半兵衛と奈津(檀れい)はインチキ修理屋に騙され、さらに勝谷は新太郎の結婚を巡って悩みを抱えています。二つのささいな事件をきっかけに、彼らは江戸に潜む巨悪の裏に迫ることになります。
バカ殿に変装する半兵衛
特に注目すべきは、半兵衛が今作で“バカ殿”に変装して悪を懲らしめるシーンです。水谷は「毎回、何をやらされているのか不思議だ」と語り、彼自身もその役作りの楽しさを満喫しています。檀も、半兵衛の新たな扮装に注目しており、その演技に期待を寄せている様子。
豪華キャストの共演
今回のシリーズには、豪華なレギュラーキャストが顔を揃えています。半兵衛の理解者である老中・松平定信を演じる杉本哲太をはじめ、藤兵衛役の田山涼成、お咲役の中山忍、新太郎役の田中偉登など、キャラクターたちが絡み合いながら物語が進行します。
さらに、多くの個性派ゲストも登場し、舞台は一層賑やかに。水茶屋の店主役を演じる小川菜摘、インチキ修理屋の弥吉役に狩野英孝など、彼らの絡みも非常に楽しみなポイントです。
エンタメだけではない深み
本作はエンターテインメントとしての魅力だけでなく、江戸時代の社会背景や人間関係を巧みに描いています。岸部も「用人の日常や悲哀を描くことで、しっかりとしたリアリティが感じられる」と語り、視聴者に新たな視点を提供しようとしています。
新作『無用庵隠居修行8』は、果たしてどのように進化し、視聴者を楽しませるのでしょうか?笑い、涙、そしてサスペンスが交錯する新たなエンターテインメント時代劇の展開に、ぜひご注目ください。放送は2024年9月23日、BS朝日でお楽しみに!