サイバーリンク、新バージョンの顔認証システムを発表
AI顔認証技術を牽引するサイバーリンク株式会社は、このたびその顔認証スマートセキュリティシステム「FaceMe® Security」の新バージョン 8.1を発表しました。FaceMe® Securityは、顔認証を利用した入退室管理やドアの電子錠制御、リアルタイムの監視といった多彩な機能を提供しており、今や多くの企業や施設での導入が進んでいます。この新バージョンでは、特に厳格なセキュリティが求められる場面での対応力が向上しました。
新機能の追加
新バージョンに追加された機能は、「未登録者検知」および「侵入者検知」という二つのアドオン機能です。この機能追加により、工場や商業施設、オフィスビルなど、さまざまな現場で安全性が高まると同時に、監視業務の効率化も実現します。
未登録者検知
この機能は、IPカメラと連動して、従業員や登録者のみが存在すべき環境において、未登録の人物を検知し、即座にアラートを発報します。これにより、未然に潜在リスクを発見でき、施設の監視体制が一段と強化されます。また、アラートの条件をカスタマイズすることで、特定の場面に合わせた細かな対応が可能になります。例えば、同一人物が一定時間内に再度検出された場合にのみアラートを発する設定が可能です。
さらに、簡単な操作で特定の人物をアラートの対象から除外することもでき、業者や来客への配慮もされています。
侵入者検知
加えて「侵入者検知」機能は、監視エリアの設定やイベント時の録画機能を備えており、特に工事現場や工場など、危険なエリアの監視に最適です。この機能には、ラインクロス検知と滞留検知の二種類があり、指定した区域に不審者が侵入した場合や特定時間以上、同じ場所に留まった場合にアラートを発報します。これにより、迅速な対応が可能となり、安全管理が一層強化されます。
アップデートの概要
それに加えてFaceMe® Securityの今回のアップデートでは、2つの顔認証端末である「Knoctoi Lite」と「GIS YouMe 500」にも対応しています。これにより、導入施設における選択肢がさらに広がります。また、Face Terminalアドオンの初期設定も最適化され、よりスムーズな導入が実現されました。
まとめ
サイバーリンクのFaceMe® Security 8.1は、現代のセキュリティニーズに応じた多機能を備えたソリューションであり、顔認証による高い認識精度と多様な機能を兼ね備えています。即導入が可能なこのシステムは、さまざまな環境での利用が期待され、今後もその活躍が注目です。サイバーリンクの公式ウェブサイトでは、詳細な製品情報や機能解説を確認することができますので、ぜひ訪れてみてください。