Relicとインダストリー・ワンが手を組みDXを加速する新しい時代へ

Relicとインダストリー・ワンによる戦略的業務提携

株式会社Relicと株式会社インダストリー・ワンは、デジタルトランスフォーメーション（DX）の革新と加速を目的とした業務提携を発表しました。この提携は、日本企業の競争力を強化し、産業全体のデジタル変革を促進することが狙いです。両社は、各社の専門知識とリソースを活用し、様々な分野での事業成長を支援します。

提携の背景

日本のDXの遅れにより、経済的損失が年々大きくなっている現状があります。国際的な競争が激化する中、日本企業はデジタル化の必要性に直面しています。この背景のもと、両社の戦略的提携が決定されたのです。

特に「2025年の崖」と呼ばれる危機が指摘されている中で、DXの推進が急務とされています。日本企業のDX成果が米国企業に比べて依然として低いことから、両社は連携を強化する必要性を認識しました。

提携の概要

本提携において、両社は主に次の3つの取り組みに力を入れます。

1. DX推進の支援：リテールやヘルスケア、モビリティなど多様な産業で、DXの実装をサポートします。両社はデザインとエンジニアリングの観点から、企業のDX課題を解決するために協力し、プロジェクトの推進を行います。

2. ケイパビリティの強化：新規事業に関する能力や先端技術に関するノウハウを相互に強化することで、高度なソリューションを提供していきます。これにより、企業の競争力を一層高めていくことを目指します。

3. プロダクト開発の促進：Relicの新規事業向けプロダクトに対し、インダストリー・ワンとともに機能強化を進め、再現性の高い新規事業開発を可能にすることを目指します。

今後の展望

両社は、これからのDXをさらに高めるべく誠心誠意邁進する方針です。また、業界を横断したイノベーションを生み出すための共創コンソーシアムを設立し、参加企業間での知見を共有し合い、共同でプロジェクトを進行させる計画も持っています。この取り組みによって、日本企業の競争力を強化し、持続可能な成長を実現することを目指します。

オープンイノベーションの新たな形

特筆すべきは、今回の提携がRelicが独自に開発した「オープンイノベーションデット」を基盤としている点です。この新しいスキームは、パートナーシップと資金調達を組み合わせることで、新たなビジネスモデルを提示します。これは、資本性を持ちながらも短期間でのEXITを求めないアプローチで、急成長を図る企業にとって魅力的な選択肢となるでしょう。