KTCが誇るネプロスneXTがデザイン賞を受賞
京都機械工具株式会社(KTC)が展開するブランドネプロスから、2024年度グッドデザイン賞を受賞した「ネプロスneXT 9.5sq.ラチェットハンドル NBR390X」とRFID工具「nepros ID」をひとまず紹介します。また、NBR390Xは審査委員によって選ばれた「私の選んだ一品」としても名を連ねました。
グッドデザイン賞とは
グッドデザイン賞は、1957年に始まった日本唯一の総合デザイン評価制度です。KTCは1995年に「ネプロス 9.5sq.ラチェットハンドル NBR3UN」で初受賞し、その後も多くの受賞作品を持つ企業です。今回の受賞で、KTCの受賞作品は累計41件に達しました。
審査員の高評価
このラチェットハンドルは小型化や軽量化が施されており、使用者の姿勢に合わせた便利さが考慮されています。審査員はトポロジー最適化の手法を用いて、耐久性、剛性、軽さを兼ね備えた形状を評価しました。「人の知と技術の融合によって完成度の高いデザインが実現された」とされています。
使用背景と開発へのこだわり
最近、作業者の年齢層や性別の多様性が進む環境において、軽くて作業しやすい、そして高強度を誇る工具が求められています。KTCでは工具を人の手に触れる道具として捉え、「人にやさしい最適化された形状」を追求しました。
この過程で、京都大学の西脇眞二教授との共同研究が行われ、トポロジー最適化の理論を利用した製品開発が進められました。この手法は、経験による設計から脱却し、科学的根拠に基づく構造最適化を可能にします。
軽量化がもたらす恩恵
工具の軽量化は、作業効率の向上や、従業員の疲労軽減に寄与します。特に女性や高齢者にとって扱いやすい設計となることで、ダイバーシティとインクルージョンの推進にも大きな役割を果たします。
RFID技術の革新
このグッドデザイン賞を受賞した工具は、RFID技術を利用して作業効率を高めることが狙いです。航空機製造の現場をはじめ、様々な場面で工具の位置を正確に把握することが求められる中、KTCはRFIDタグを工具自体に組み込むことでこれまでにない便利さを実現しました。これにより工具の紛失を防ぎ、作業管理を一元化することが可能になります。
今後の展望
これからのハンドツール業界で、KTCのネプロスneXTがどのような存在になるのか、非常に楽しみです。また、受賞の実績を活かし、さらなる革新や改善が行われることを期待しています。
この素晴らしい製品の詳細については、以下のリンクから確認・購入が可能です。
まとめ:KTCのネプロスneXT 9.5sq.ラチェットハンドルは、そのデザインや機能性が評価され、革新を持ち続ける存在として注目され続けています。