高齢者見守りシステム「ライフリズムナビ」とBuddycomが連携し介護現場を支援

高齢者見守りシステムとコミュニケーションプラットフォームの連携

エコナビスタ株式会社が、その睡眠解析技術を駆使した高齢者見守りシステム「ライフリズムナビ」と、株式会社サイエンスアーツが展開するライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom（バディコム）」との連携を発表しました。この統合により、介護現場での業務効率化を目指す取り組みが進められます。

機能連携の概要

「ライフリズムナビ」は、介護現場の重要な情報をBuddycomの指定グループに音声通知することができます。通知内容は、居室名や入居者名などの情報をユーザーが選択でき、重要な情報がリアルタイムで介護スタッフに音声で届けられます。これにより、スタッフが目を離さずとも、必要な情報を即座に受け取ることができるのです。

この機能は、特にハンズフリーでの情報受信を必要としている介護スタッフにとって、大きな利点になります。さらに、管理者はこの音声通知を通じて、迅速に指示を出すことができ、対応の完了も音声で確認できます。

加えて、Buddycomの音声をテキスト化する機能は、スタッフ間の必要な会話や対応の流れを記録し、業務の透明性を向上させる役割も果たします。この音声データは、将来的な業務改善に繋がることが期待されています。

導入予定事例

最初に「ライフリズムナビ」とBuddycomの連携を導入するのは、株式会社チャーム・ケア・コーポレーションが運営する介護付有料老人ホーム「チャーム西宮用海町」と「チャーム仁川弐番館」です。これに関して、チャーム・ケア・コーポレーションの大野世光副部長は次のようにコメントしています。

>「スタッフの業務効率化や生産性の向上を実現するため、介護DXを推進しています。『ライフリズムナビ』は個々のケアをサポートし、『Buddycom』は迅速なスタッフ間のコミュニケーションを実現します。今回の連携により、現場の業務の効率化に大きく寄与することを期待しています。」

この連携は、スタッフが使用する携帯デバイス内で同時利用に課題がありましたが、「ライフリズムナビ」からの情報が「Buddycom」を介して一斉にスタッフに共有されることで、遅滞なく情報が伝わります。

「ライフリズムナビ」とDr.サービスの概要

「ライフリズムナビ」とその派生サービスである「Dr.」は、介護および医療現場のニーズを的確に捉え、睡眠解析技術に基づき、課題解決を図るために設計されています。また、クラウドを活用したソフトウェアの提供により、利用者の状態を迅速に把握し共有することが可能です。

さらに、国や自治体が実施する補助金を活用した導入実績も多数あり、ユーザーのニーズに応じてサポートが提供されています。これにより、介護現場の質を向上させるための基盤が整っています。