野村乳業が新たな乳酸菌飲料を発表
広島県に本社を構える
野村乳業株式会社が、スウェーデンのプロビ社との提携により、日本で初めて
Lactiplantibacillus plantarum299V(LP299V®)株を使用した乳酸菌飲料を発売することになりました。これにより、腸の健康を支える新しい選択肢が日本市場に登場します。
LP299Vとは?
LP299V®株は、30年以上にわたり200以上の研究や80の臨床試験でその効果が証明されている、世界で最も臨床的に研究された乳酸菌株です。この株は、消化器系の健康を広範囲でサポートする特性を持っています。
特徴
- - 高い生存能力: 腸内でもしっかり生き続ける力を持っています。
- - 広範囲の定着: 様々な腸内環境に適応しやすい。
- - 有害な細菌の抑制: 健康な腸内環境を維持するために有益です。
- - 独自の結合メカニズム: 他の乳酸菌と差別化された機能を持っています。
これらの特性により、LP299Vは多様な消化器系の悩みを軽減するのに役立ちます。
対象者
LP299Vは、以下のような症状を持つ人々に特におすすめです。
- - IBS(過敏性腸症候群)で悩んでいる方
- - 便秘や下痢といった便通異常のある方
- - 腹部の膨満感やガスに悩む方
- - 消化不良を感じやすい方
- - ストレスや不規則な食生活で腸内環境に不安がある方
プロビ社とは
プロビ社は、スウェーデンのルンド大学からスタートしたプロバイオティクスのリーディングカンパニーです。1991年に設立され、LP299V®株の特許を持ち、数々のイノベーションを実現しています。
野村乳業の展望
1897年に創業した野村乳業は、長年にわたり「おなかを育てる」をテーマに商品を提供してきました。これからも腸活の重要性に焦点を当て、植物乳酸菌を用いた事業を進めていく予定です。特に、「マイ・フローラ」と呼ばれるプラントベースの乳酸菌飲料により、腸の健康をサポートすることに力を入れています。
機能性表示食品「マイ・フローラ」
「マイ・フローラ」は、広島大学との共同研究から生まれた新しい植物乳酸菌発酵飲料です。にんじんの甘みと乳酸菌の酸味が調和した爽やかな味わいで、便秘の改善にも役立つことが示されています。特にイソマルトオリゴ糖と共に生きた乳酸菌が腸まで届き、腸内環境を整える効果を期待できます。
まとめ
野村乳業は、日本の腸活文化を牽引する存在として、今後も需要に応えていく姿勢を示しています。LP299V®を使用した新しい乳酸菌飲料が、全国の消費者に愛されることを願い、同社のさらなる進展に期待が寄せられています。