JEPLANと釧路市が地域リサイクル活動を推進
株式会社JEPLANは、北海道釧路市と協力し、地域のペットボトルリサイクルを強化するための取り組みを進めています。この施策の一環として、ペットボトルの回収袋のデザインを一新し、地域住民がリサイクル活動に参加しやすくなるよう工夫しています。新たな回収袋は、資源循環のシンボルとなるJEPLANのハチマークがあしらわれており、より親しみやすいデザインになっています。
このリニューアルに伴い、釧路市では2月から市内の約3,500箇所の資源物回収拠点に新しい回収袋を設置する予定です。この専用回収袋を使用することで、市民はペットボトルを単なるゴミとして捨てるのではなく、資源として意識してリサイクルに協力できるようになります。JEPLANは、回収されたペットボトルを自身の独自技術により分解し、再生PET樹脂として新たに製品化する予定です。
大きな目標に向けて
JEPLANと釧路市は、2022年に締結した包括連携協定を基に、ボトルtoボトルリサイクルの重要性を伝える様々な活動を行っています。市民参加型イベントや、小学校での教育プログラムなどを通じて、リサイクルに対する理解を深めています。今回の回収袋のリニューアルも、その一環として位置づけられています。
さらに、JEPLANは環境保護に対しても積極的に取り組んでおり、「おかえりペットボトルアクション」と名付けられた活動を展開中です。これは、役割を終えたペットボトルを再利用することで、無駄をなくし、資源を大切にするというミッションに基づいています。
日本国内では、年間約64万トンのペットボトルが市場に出回っていますが、そのリサイクル率は約85%と高い一方で、ボトルtoボトルリサイクルの割合は約34%にとどまっています。残りの66%のペットボトルを再利用するための取り組みは、今後ますます重要です。
地方自治体との協力
釧路市との連携は、日本全国の自治体と協力しているJEPLANの戦略の一部でもあります。リサイクルの取り組みを拡大するためには、地方自治体との協力が不可欠です。JEPLANは、「あらゆるものを循環させる」というミッションを掲げ、サーキュラーエコノミーへの移行を目指しています。そのためにも技術の向上や、資源循環に関する教育が鍵となります。
今後もJEPLANと釧路市は、この活動を通じて地域社会におけるリサイクルの重要性を広め、他の自治体でも同様の取り組みが拡がることを期待しています。持続可能な社会を実現するために、共に歩んでいく姿勢が求められています。