能楽魅力再発見!蝋燭能「鉄輪」のご案内
能楽の深い魅力が体感できる舞台が、2024年9月11日(水)に国立能楽堂で開催されます。東京能楽囃子科協議会主催によるこの特別公演では、金春流の名作「鉄輪」が蝋燭能として上演されます。
「鉄輪」の物語と表現
「鉄輪」は、悲劇的な物語が展開される作品で、夫に捨てられた女性の恨みや嫉妬、心の苦しみが描かれています。この作品は、蝋燭の炎による幻想的な演出により、登場人物の内面が浮かび上がるような演出が施されています。観客は、静かな中に秘められた激しい感情の波を、目の前で感じることができます。
公演の詳細
公演は午後6時から、国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)にて行われ、終演は午後9時を予定しています。開場は公演の60分前からとなっており、余裕を持って会場に足を運ぶことをお勧めします。
出演者一覧
本公演には、著名な能楽師たちが出演します。舞囃子には金春流から辻井八郎氏、観世流から鵜澤光氏が参加。笛や小鼓、太鼓、狂言など、さまざまな楽器の演奏もあり、音楽的にも豊かな舞台が期待されています。
- - 舞囃子金春流「鵜祭」: 辻井八郎
- - 舞囃子観世流「錦木」: 鵜澤光
- - 一管「草之音取」: 一噌庸二
- - 一調「咸陽宮」: 馬野正基、幸正昭
- - 一調「遊行柳」: 岡久広、小寺真佐人
- - 狂言大蔵流「萩大名」: 善竹十郎
- - 蝋燭能金春流「鉄輪」: 本田光洋
チケット情報
チケットは、全席指定で販売されています。料金は、S席9,000円、A席7,000円、B席5,000円、学生席は2,000円。学生券を購入する際は、必ず学生証を提示する必要があります。行きたい方は、早めの予約が推奨されます。チケットはカンフェティにて購入可能です。
まとめ
2024年9月11日は、未体験の能楽の世界に足を踏み入れるチャンスです。「鉄輪」に秘められた感情の熱を、蝋燭の光の中で体感してみてはいかがでしょうか。多彩な表現と深い物語が、あなたを能楽の魅力に引き込みます。